とにかく、「少年」の心の揺れ動きが鮮明に描き出されていて、共感度がすごく高い作品です。
中学生のレイくんは、双子の姉のメイちゃん、父のアランさんや母の詩織さんと共にキャンプへ行くことに。
そこで、Gカップの「結構な御点前で」な胸を持つ京香さんと知り合うことに。
気さくな彼女に心を惹かれつつも、やっぱり胸を見てしまうレイくん。
だけど必死に、彼はその事実を否定します。あくまでも自分が心を惹かれているのは彼女の声だったり性格だったり、「別のところ」に胸をときめかせているのだと思い込もうとする。
その一方で、美形な大人の男である父のアランさんの方が京香さんたちからの反応も良く、自分は「かわいい男の子」としか見られないことにも葛藤。
この感じがとてもいいです。「まだ子供でしかない自分への焦りや劣等感」とか、少年ならではの心理が鮮烈に描き出されていて、「思春期」な目線をしっかり堪能できます。
更にこの場で起こる幽霊事件。京香さんたちとの関係と、家族に対する想い。レイくんのそんな「小さな成長」を垣間見ることができる、とても素敵な一作でした。