照らされなかった石について
匙の投げ方
第1話
そらの下雨の気配を肩に感じ
ばれぬよう君に傾けた傘
水中じゃん湿度計見てはしゃぐ花
溺れてることばれたのかと
ひまわりが「暑いね」なんて笑うから
お前だよって言いかけてやめた
花火だけ咲いたあの夜ふたりでも
光の中で何よりも遠い
照らすなら誰でもいいよ君だから
影なんて見なくていいよ、別に
見つからない縮めたかった僕らの距離
そうか地球になるべきだった
さよならはないよねそれが道理だから
出会うべくして離れるべくして
いつまでもそこにあるだけ太陽に
月を照らすつもりは無くても
もし今も光を浴びていられたなら
月によく似たデカイだけの石
霞む月あれはまさに私…あ?
誰だお前は照らされやがって
照らされなかった石について 匙の投げ方 @throwaspoon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます