性能や効率、スペックじゃないんだよ惚れるのは。結局はそう、それよ…!

この惑星には「カクヨム」という、住人が自ら創作した作品を投稿するサイトがあるらしい。

「どうせ……書いても読まれないけどな、ははっ」
「50万文字の長編書いても、3話目からはPV0、それが普通」

それでも人は、毎日書き続ける。
読まれようと、読まれまいと。

「私……書くのが好きですから」
「そうは言っても、読まれたいでしょ、本音では」

書きたいものを書く、読まれるものを書く
迎合か信念か、この惑星の住人たちの選択は様々だ


『PV200万突破・書籍化しました!』


「けっ、長いタイトルつけてXで宣伝すりゃ作家デビューか──俺には俺のやり方があるんだよ…!」

「やっぱ、こういうの見るとわかっちゃうんです。自分には向いてないって」

「自分は、ここで交流するのが楽しいです。読んでもらうのは二の次と言うか……」


自分を鼓舞し、慰め、時に卑下し、諦めることもある。

「この作品が好きです。頑張ってください」
「あなたの作品は、私の心にはちゃんと響きました」
「泣きました。星が少なくてもこんなに感動させられる作品があるんだって、勇気をもらえます」


ただ、この惑星の名作は
目立たないところでひっそりと輝いていることも多い。