第3話

「やっぱまだ慣れない…同じ家って」

「え?私もだよ、同じだね」



そして夜ご飯を食べて、お風呂も済ませて、

ソファでまったり。


それから何時間経ったかな、私は寝てしまった。



「ふうか?……ふうか?……寝ちゃった?」

「かわい…」



ん?

今何時だろう?

かわいいって言った?

目を開けるタイミング分からなくなった。


「しょうがないなー」

陽向は1度キスをした。



そして


ん?


お姫様抱っこだ!!

嬉しくて目を開けそうになったけど、寝たフリをした。



「本当かわいいなー、あーもう大好き…俺の前で無防備に寝ちゃって」


どんな顔で言ってるんだろう、めっちゃ気になるけど。

そっとベッドに私を降ろして隣に寝たみたい。




「ねぇ、いつまで寝たフリするの?」



私はびっくりして目を開けた。


「え?気づいてたの?」


「お姫様抱っこしたあたりから」


「いじわる!」


「ふうかもいじわるだよ」


「寝たフリしたけど!」


陽向はそっとキスをする。


「絶対………待っててね」


「ん?何?」




陽向     そんな君が好きだよ




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微笑む君は甘やかす 恋文春奈 @fruittart

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