第2話

「わぁーめっちゃ綺麗!」

そんな子供みたいにはしゃぐ陽向をパシャリ。



「俺じゃなくて桜撮りなよ」



「陽向写ってた方が特別感あるから」



「んー2人だけのアルバムになるか!」

彼が近づいて来て自撮りでパシャリ。

「はい!2ショット!この方がいいじゃん?」

私は陽向が近すぎて赤くなる。

未だに不意打ちは慣れない。



「真っ赤じゃん」

なんて言って頭をポンポン撫でて、

そっと手をつなぐ。

そういうとこかっこいい…。


そして私たちは時間を忘れて楽しんだ。



たくさんの写真は私のスマホを桜色に彩った。



それにしても陽向ばっか撮っちゃった。




同じ家に帰る。






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