化学ヒーローphくん
みーむ
第1話 化学ヒーローってダサくない?
時は20XX年、日本。
10年前に起こった秘密地下研究所の爆発事故により、多大な犠牲と共に人が感情に支配され怪物に変貌してしまう現象が発生していた。
【情炎獣】と名付けられたその怪物は町を荒らし回り、人を無差別に殺戮して行った。
すぐに自衛隊が鎮圧に向かったがあえなく敗北、そして日本国民は3割の行方不明者を出し、一部の島を占領されてしまった。しかし、希望はある。それは怪物に唯一立ち向かえるもの、【化学ヒーロー】。それこそ、情炎獣の感情を抑え、元に戻すことが出来る選ばれし者たちなのだ。
「という訳でおぬし。化学ヒーローになって日本を救うのじゃ!」
「へ?」
僕の名は田村 遥斗。17歳のちょっと理系に近い高校生だ。
別に勉強が得意だとか、実は顔がイケメンとかそんなラノベみたいな展開はない。自分で言ってて悲しくなってきたが、僕には人とは違った能力を持っている。
え?さっきラノベよろしく特徴はないとか言ってたって?そりゃそうだ、誰が髪色が天気で変わるなんていうしょぼい能力を自慢するのだ。
僕のことはさておき、なぜ今こんなに声を荒らげているのか。
それは10分前に時をさかぼのった頃。
~10分前~
「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「ぎゃああああ!!」「助けて!!」「誰か通報してくれ!」「誰か巻き込まれてるぞ!!」
「なんだよこれ…」
僕は自主勉強をするために学校に向かっている途中、情炎獣の暴走に巻き込まれてしまった。
ここ最近、情炎獣の暴走は増え続けている。
確かに自分もいつかは巻き込まれるだろうなと思っていた。
だがしかしまさか今会うとは思わないよ!!
おかげさまで心臓がドンドコ┗('ω')┛ドンドコしてしている。このままどこぞの解放の戦士にでもなってしまいそうだ。
「に、逃げなきゃ」
僕はかけだそうとした。だが足を掴まれてしまった!
化学ヒーローphくん みーむ @umarance
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