第5話「新しい生き方」

20XX年4月7日12時56分。横浜第一大学。


私たちはカレーライスを食べてから学食を出ていた。


「あぁやっとみつけました・・・。ここにいましたか・・・。」

「あら・・・。どうされたの??胡桃に何か用??」

「いえ、、、今日は和奏様に涼風家からご報告がございまして。」

「???」


胡桃のお母さんに連れられて駐車場へ向かった。


20XX年4月7日13時15分。横浜第一大学の駐車場。


『和奏様!!ご入学おめでとうございます!!』


そこにいたのは、胡桃と涼風家の全員が一つの車を囲んでいた。


「ありがとう。これからもよろしくね。胡桃、特にね。」

「はい!!よろしくお願いいたします。」

「ちなみにこの車は何???」

「ふふふふ・・・・。見てください!!私涼風胡桃・・・。免許を取ったのです!!」


20XX年4月7日13時24分。横浜第一大学。


「驚いたわ・・・。胡桃が免許を取っていたなんて・・・。」

「・・・。」

『???』


「胡桃・・・・???」

「うわ・・・。すいません・・・寝てました・・・。そうなんですよ・・・。カレーがおいしかったんだけど・・・。」



20XX年4月7日14時28分。横浜第一大学。


「さてと・・・。一応最初の手続きを終わったことだけどこの後は何をするの??」

「そうですね。わからないです・・・。こういう時は牡丹さんに聞いてみますか。」

「えっとですね。まぁ特に決まってませんがサークルをやるかたもいるし、帰ってバイトをやる人もいるし。」

「そうなんですね。だそうです。」

「じゃあ、どうしましょうか・・・。」


何も思いつかないまま考えていた。


「おや??そこにいるのは『山吹家』ではないか???」


20XX年4月7日14時30分。横浜第一大学。


「おや??そこにいるのは『山吹家』ではないか???」

『うん???』


そこにいたのは、神奈川統治者のひとつである【星岡家】の息子:星岡哲人(ほしおかてつと)だった。


「あら・・・。お久しぶりじゃない。あなたもここに入学したのね。」

「そうだ。相変わらず6人は仲がいいな・・・。」

「まぁそうね。まぁそちらもそんなに変わらないんじゃないかしら??」

「まぁな・・・。」


星岡家も相当な有力な統治者でお隣さんみたいなもんである。


20XX年4月7日14時35分。横浜第一大学理事長室。


「ふう・・・。八家全員の入学をするとは・・・。思ってもいなかったが・・・。」

「これで、問題なくできれば、我々も上流貴族の仲間入りできるはずだ。」

「絶対に想像以上の結果を残さねば・・・。」

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九十九異能者物語 “栞樂” 白木飛鳥 @Shiraki_aSuka

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