裏部隊ネームレスの新たな戦い――平和の裏で蠢く脅威
- ★★★ Excellent!!!
アレクサンドリア戦争から2年。勝利を収めたロア王国に束の間の平和が訪れたかに見えたが、裏部隊ネームレスの面々はまだ安心していなかった。なぜなら、かつて「傍観者」と名乗った第三勢力リボーンが動き出したからだ。
本作は前作の続編でありながら、新キャラクターのヴィータとフィーを中心に物語が展開されるため、ここから読み始めても十分に楽しめる構成になっています。野心に燃えるヴィータと冷静沈着なフィー、対照的な二人の関係性が物語に緊張感を生み出し、そこに英雄として称えられるネームレスの面々が絡んでくる展開が熱い。
特に印象的なのは、全滅したはずのレイダーが進化して再登場するシーン。かつての英雄たちと新世代の闘士たちが共闘する場面は、RPG的な世界観と相まって胸が高鳴ります。ヴィータの葛藤、フィーの成長、そしてネームレスが抱える使命。複数の視点が交差しながら物語が進んでいく構成が見事です。
厨二病要素をしっかり押さえつつ、推理要素や恋愛模様も織り交ぜられた欲張りな作品。続きが気になる引きの強さも魅力です。前作未読の方も、ぜひここから飛び込んでみてください。