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@qrium7

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食堂の奥で 天井がずっと思い出してる 靴の音だけ




たまたまがうまくはまりすぎていて指先だけがじぶんをもってる




腕に落ちた耳栓 ミジンコは透明すぎて棚に置けない




顔のない証明写真を切り抜いて僕じゃないほうを捨てた




フェイクの花にふれてみて わたしはみんなを出し抜いた顔をしたまま




なにひとつあたらしくない光だけ ヒカリのかたちまでは消せない




静かさが 傾きつづけて 伝わらず ズレてるままの 回路をふんだ




つめに残るトロピカル流したい 優しくされたことがなかった




傘を忘れて影だけが濡れる つめたさがどこにもなくてとおくなる




隠されたはずの鈍器がいまさらに他と同じに扱われていた

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