未分類
@qrium7
未分類
食堂の奥で 天井がずっと思い出してる 靴の音だけ
たまたまがうまくはまりすぎていて指先だけがじぶんをもってる
腕に落ちた耳栓 ミジンコは透明すぎて棚に置けない
顔のない証明写真を切り抜いて僕じゃないほうを捨てた
フェイクの花にふれてみて わたしはみんなを出し抜いた顔をしたまま
なにひとつあたらしくない光だけ ヒカリのかたちまでは消せない
静かさが 傾きつづけて 伝わらず ズレてるままの 回路をふんだ
つめに残るトロピカル流したい 優しくされたことがなかった
傘を忘れて影だけが濡れる つめたさがどこにもなくてとおくなる
隠されたはずの鈍器がいまさらに他と同じに扱われていた
未分類 @qrium7
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます