概要
「おつラピでした…」――え、主任?それ俺の推しの決めゼリフなんすけど。
社内で“氷の女王”と恐れられる美人上司・氷川さん。
無口、無表情、無愛想。声を聞けたらラッキー、視線が合えば奇跡。
そんな彼女と、業務以外で話したことなんて一度もなかった。
でも俺は彼女の声だけは、忘れられなかった。
なぜなら、俺が毎晩癒されてる、VTuber『姫乃ラピス』の声に、あまりにも似ていたから。
そして訪れた会社の飲み会。
珍しく氷川さんが参加し、珍しくお酒を飲んで、珍しく酔ってほんのり顔を赤らめて――席の端でぽつりと、あの何よりも聞き慣れた声でこう呟いた。
「今日も一日、おつラピでした……」
……それ、姫乃ラピスの、配信締めの決めゼリフやん。
無口、無表情、無愛想。声を聞けたらラッキー、視線が合えば奇跡。
そんな彼女と、業務以外で話したことなんて一度もなかった。
でも俺は彼女の声だけは、忘れられなかった。
なぜなら、俺が毎晩癒されてる、VTuber『姫乃ラピス』の声に、あまりにも似ていたから。
そして訪れた会社の飲み会。
珍しく氷川さんが参加し、珍しくお酒を飲んで、珍しく酔ってほんのり顔を赤らめて――席の端でぽつりと、あの何よりも聞き慣れた声でこう呟いた。
「今日も一日、おつラピでした……」
……それ、姫乃ラピスの、配信締めの決めゼリフやん。
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