最後に得た救い

家庭内暴力に晒され続けた少女が、それでも最後に得たものは……。

極限状態に置かれ続けた人間は、思考の幅が狭まると言います。
ましてや親からの暴力を、子供は全て「自分が悪い」と受け止める傾向にあります。
だからこそ主人公はこう考え、こう実行するしかなかった。
現実でも問題になっている事項なだけに、なお一層悲壮感が際立ちます。

ほんの僅かに得た救い、それもまた悲しいです。