GQuuuuuuXとも違う、ガンダム観

かもライン

機動戦士ガンダム・ファースト より

過去に流行った『暗黒サザエさん』・『暗黒ドラえもん』の解釈を、『機動戦士ガンダム』に置き換えてみた。

『暗黒サザエさん』・『暗黒ドラえもん』については、よくあるネットネタなので、各自ググって下さい。


     ☆


 機動戦士ガンダムの第一話で、突然の襲撃で士官・戦闘要員のほとんどを失い、そして自らも宇宙空間へと放り出されてしまった技術士官テム・レイとしては悪夢以外の何者でもなかっただろう。


 しかしその中で、自分を案内してくれた礼儀正しい士官ブライト・ノアを中心に、足りない部署には民間人をも徴用し新鋭艦ホワイトベースは、死にものぐるいで運用されながら、幾度も困難な場面を乗り越えていく。


 また彼自身が開発を行った最新鋭モビルスーツ・ガンダムに至っては、彼の息子アムロ・レイが民間人ながらパイロットを務め、執拗なる敵の攻撃からも並々ならぬ戦歴を上げる。それがかの恐るべき敵・赤い彗星であったとしてもだ。


 幸いガンダムには教育型コンピューターが内蔵され、また装甲には超合金ルナチタリウムを実装、そして通常の5倍のエネルギーゲインだからこそ運用出来るビームライフルと、当時最強の格闘兵器ビームサーベルを装備していたから、操縦していたのがアムロの様な素人であったとしても、成果はさほど驚くにも当たらないだろう。


 何より、この素人ばかりの集団であるこのホワイトベースの活躍によって、それまで劣勢をしいられていた連邦軍は転撃を始め、ジオンの精鋭部隊やエースパイロット達を退け、ついには最終局面すら塗り替える事態へと発展するのであった……



 などという事は宇宙に吸い出され、辛うじて救出されたものの酸素欠乏症になり夢と現実の区別もつかなくなったテム・レイの頭の中で起こった幻の物語であった。



 という様な話を、こういう場で発表したら、いつしかこれも都市伝説として独人立ちする日が来るのでしょうかと妄想。

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