こっちは京都・南座公演で、大歌舞伎と銘打っています分、東西凄い役者が揃いますし、その分チケットもお高くなっています。
新歌舞伎座の3階席が4,000円に対して、こっちは8,000円……一応、3階一番奥の6,000円の席もあるけど、数がメチャ少なくてチケぴの枠にはありません。
高いからという理由だけじゃないけど(多少ある)11月末は松山バレエ・森下洋子のくるみ割り人形行くし、京都と大阪どっちを優先と言われたら初めての新歌舞伎座行きたいし。
でもそうじゃなきゃ、行きたい公演でもあるのは本音です。
當る未歳・吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
2026年12月1日(火)~24日(木)
昼の部 午前10時30分~
第一、正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
曽我五郎時致 尾上松也
小林朝比奈 尾上右近
第二、絵本太功記(えほんたいこうき)尼ヶ崎閑居の場
武智光秀 片岡愛之助
操 片岡孝太郎
初菊 中村壱太郎
武智十次郎 中村隼人
佐藤正清 中村鷹之資
皐月 上村吉弥
真柴久吉 中村扇雀
第三、音羽嶽だんまり(おとわがたけだんまり)
音羽夜叉五郎 尾上左近 改め辰之助
畠山重忠 松本幸四郎
白拍子仏御前 片岡孝太郎
鎌田蔵人 片岡愛之助
大内息女大姫 中村壱太郎
結城左衛門 中村虎之介
雲霧袈裟太郎 市川染五郎
榛沢六郎 中村亀鶴
浅野弾正 片岡進之介
大江三郎 中村錦之助
夕照の前 中村扇雀
奴伊達平 中村鴈治郎
第四、河内山(こうちやま)
河内山宗俊 片岡仁左衛門(Aプロ)
松本幸四郎(Bプロ)
宮崎数馬 市川染五郎
腰元浪路 尾上左近 改め辰之助
後家おまき 上村吉弥
番頭伝右衛門 片岡松之助
北村大膳 中村亀鶴
和泉屋清兵衛 中村又五郎
高木小左衛門 中村歌六
松江出雲守 中村梅玉
見どころはやはり、音羽嶽だんまりの片岡仁左衛門。ただしAプロの日とBプロの日があるのでチケット取るなら注意。ただし この松本幸四郎、若いころから最も仁左衛門に近い演技が出来る人として定評あるので、余裕ある方は両方観ると良いかも。私は行かないけど。
しかし本当に、東西合同大歌舞伎は伊達では無くて、上方としての時なら主役を張れる、愛之助・孝太郎・中村壱太郎が比較的脇役。
でもって驚愕の、片岡進之介っ!
まぁ前回のさよなら公演で、まだ現役である事は確認できたけど、この大舞台で端役とはいえ出られるんだ。セリフ大丈夫かな?
出来る事なら、これだけの為に行きたいな~って言ったら女房から一笑されました。まぁいいか、私もそこまで進之介ウォッチャーじゃないし。
夜の部 午後4時~
第一、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)
久作娘お光 尾上左近 改め辰之助
丁稚久松 尾上松也
油屋娘お染 尾上右近
後家お常 中村雀右衛門
百姓久作 中村梅玉
第二、上 萬歳(まんざい)
萬歳 片岡愛之助
才造 中村隼人
同 中村虎之介
中 女伊達(おんなだて)
木崎のお康 片岡孝太郎
男伊達淀川の千蔵 大谷廣太郎
同 中之島鳴平 中村鷹之資
下 団子売(だんごうり)
お福 中村鴈治郎
杵造 中村扇雀
第三、木挽町のあだ討ち(こびきちょうのあだうち)
伊納菊之助 市川染五郎
篠田金治 松本幸四郎
ほたる 中村壱太郎
佐野川妻平 尾上左近 改め辰之助
衣裳方栄二 大谷廣太郎
鶴屋南北 松本錦吾
伊納清左衛門 市川高麗蔵
伊納家の下男作兵衛 中村錦之助
小道具方久蔵 中村鴈治郎
立師与三郎 中村又五郎
久蔵女房与根 中村雀右衛門
本来なら、第三、木挽町のあだ討ちについて語る方が良いのでしょうが、私的には第二の短い3演目が面白い。確か全部、舞踊がメインだったと思う。
見るのが初心者なら初心者、ベテランならベテランならではの見どころがたっぷりあるし、1つ1つが短いので、さらっと見られます。
バレエに例えると、余興(ディヴェルティスマン)の様な、物語には関係なく、その場その場の掛け合いや、踊りのみを楽しむ感じ。
特に下・団子売り、鴈治郎・扇雀の兄弟は人間国宝・坂田藤十郎の技を受け継ぐ方々だから、鴈治郎を見ては男役ならこう、扇雀を見ては女役ならこうだろうな、と藤十郎一人二役的な楽しみが出来ます。
あと、上・萬歳の中村隼人さん。顔が若いころの仁左衛門さんそっくりで、初めて見た時はびっくりした。当日、他の演目にも出ていますが、ここで見るのが一番分かりやすいかと。
以上2本の知ったかオタクの解説ですが、これだけで歌舞伎見た気分になれたなら幸いです。