ハッピークッキー

安部 真夜

ハッピークッキー

 目の前には焼き立てクッキーの山

 さっき作ったばかりの自信作

 さてさて 誰と食べようかな

 箱に入れて お茶も持って

 誰かと食べるために レッツゴー!


 あらあら 目の前には泣いている子

 さあさあ 涙を拭いてこれをどうぞ

 食べた瞬間にっこりしちゃうお味です


 あれあれ 困った顔の人

 さあさあ まずはこれをどうぞ

 食べた瞬間元気になれるそんな素敵なお味です


 ぷんぷんと おこったおじいさん

 さあさあ お茶を一口飲んでこれをどうぞ

 食べた瞬間気持ちが優しくなっちゃうお味です


 みんなが幸せなのは なんだかとても楽しいね

 私が作ったクッキーは 幸せいっぱいのお味です

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ハッピークッキー 安部 真夜 @abe-maya

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説