ある新社会人の一日

きよう

第1話 上京


それじゃあ、行ってきます。


そう言い残し、東京行きの片道切符を持ち、夜行バスの乗り込む僕、

時間は午後六時

荷物はキャリーケース一つ。

目指すは東京駅八重洲口


それじゃあ、お勤め頑張ってねと冗談を言う両親

刑務所に行くテンション感だ。


東京に到着した僕は新居に向かった、

新しい土地、新しい空間、知り合いのいない街でとても不安だった。

でも、会社の人達がとてもいい人たちばかりだったので良かった。

仕事も最初は覚えることが多く疲れることが多かったが、

仕事が始まって三ヶ月、今は覚えると意外と単調なものが多く

配送部門なので、一日の殆どは会社にいない、

なので人間関係については悩みがほとんどない

だけど、地元から上京したのは僕だけだったから、

友達や相談できる人がいなかった。

上京したてで寂しく、相談相手やおしゃべり相手のいなかった僕は、歌舞伎町に向かった。

電車に揺られ夜の街に向かった。



 私にとって人間は信用できなかった

いじめなどを受けてきた私が唯一信用できたのは


「お金だけの関係」


お金さえあれば自己肯定感を上げれるし、上げてくれる人が

歌舞伎町にはたくさんいた。

会社の人は優しいけど相談するほど信用したくない

金稼ぐためだけに働きに出ているからだ。

会社や身内には敵だけだと思ってる。

僕の味方をしてくれる人はいない。

だけど歌舞伎町ならお金の関係なので信用ができるし

お金があれば楽しめる

お金さえあれば、味方してくれる。

僕は、まだ19歳なので居酒屋には入れないしお酒の関係にはならないから

出会いがない、職場はおじさんばかり、

酒も飲めないので出会いを求めるのは到底無理だった

大学生をやればよかったなと何度も思ったよ。


出会いがないなと思う毎日でございます


酒が飲めるなら居酒屋でいい人見つけれたんだろうな

2025/06/23





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