定期検診……行くかあ〜!(自作の宣伝付きです、ご了承ください)

 前回までのあらすじ。

 歯の定期検診を促すはがきが送られてきていた。

 虫歯治療をしたのは十月の話なので、大体半年くらい経っている。


 どうしようかな〜行ってもいいし行かなくてもいいな〜どうしよ〜と一ヶ月くらい考えていた。だがしかし、こうやって悩んでいる方がストレスなのでは?とやっと気が付いた。

 そんな時にちょっとしたお小遣いが入った。本当に微々たるものなのだが、定期検診代にはなるな……と思った。

 というわけで定期検診に行くことにした。

 前回お世話になった歯医者さんに電話をかけるとすぐに繋がった。


「あ、草森と申します……あの、定期検診を……」

『はい、いつがよろしいですか?』

「えっえーと、いつでもいいですか?」

『はい』

「きょ……今日でも……?」

『はい、何時にされますか?』


 トントン拍子に決まる〜!うれし〜〜っ!

 実は草森くん、予約というものがすごく嫌いなのだ…。行き当たりばったりで生きてきたため、ふと思い立った時に予約なしで突っ込む方が性に合っているのである…。


 そんなわけで当日予約をぶち込めた歯医者さんを愛した。

 一時間後に早速出掛けて、扉をくぐると待合室には誰もおらず、受付後すぐに中へと通された。

 半年ぶりのM先生は、前回よりもなんとなく雰囲気が柔和になっていた。


「こんにちは。定期検診、来てくれてありがとうございます」

「あ、はい」

「じゃあ早速見ましょう」

「お願いします」


 口を開けて虫歯だったところをさらけ出す。口の中を見せるのってけっこう恥ずかしいんだよな……などと考えながら、M先生の手と器具の動きを口内で感じ取る……。

 特に何ともないようだった。

 安心したついでに歯石除去をしたほうがいいか聞いてみると、M先生はしっかりと頷いた。


「例えるならば虫歯治療は、ヒビ割れてしまった窓や壁を直す治療です。それと比較して歯石除去は、建物の建っている土台……土地を保つための治療です。土地は壊れてしまっては元に戻せません。大切にしましょう」

「わ、わかりました……ならばよろしくお願いします」


 こうして歯石除去が始まった。まあしかしこれを読まれている方でもやったことはある治療だと思う。

 歯の隙間にドリルやらピンセット(?)やらが押し込まれ、ゴリゴリゴリゴリ、歯茎と歯の隙間についた歯石が削り取られていく。

 わりと……痛い……!

 口をゆすいでと言われたからゆすいだらめちゃくちゃ血で染まっている!赤過ぎィ!


「血がたくさん出てますが、心配ないですよ」


 ほんまでっか〜〜!?

 心の中では全力でツッコむが、実際は無言で頷いただけである。


 このようにゴリゴリゴリゴリと歯石は除去されていった。

 数分もすれば施術は終わり、私はありがとうございましたと頭を下げて治療台から立ち上がる。


 M先生がバシャバシャと手を洗いながら私に告げる。


「また半年後に来てください。定期検診も歯石除去も、やったほうが絶対にいいです」

「わ、わかりました」

「お疲れさまでした」 


 私は頭を下げて待合室に戻った。やはり誰もおらず、静かな空気が流れていた。


 こうして定期検診は無事に終わった。

 費用は予想通り、ちょっと入ったお小遣いでちょうどいいくらいだった。

 ちなみになのだがこれ(残り火 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16818093080731061622)のあれそれである。唐突な宣伝になってしまいましたが、20話までは無料で読めるので良かったら見てください。

 連載中のあれそれは実は各種診療科費用にもなったので、君がいてくれて本当に良かったよ……。


 次はまた半年後に書くかもしれない。その時はよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る