マインとナギサの恋愛事情

なぎさセツナ

第1話 マインとナギサ

ある日、マインはナギサと出会った。


(マイン 狐人族:女)

こんな風に見えるけど、本当は全然経験なんてないのよ。


(ナギサ)

えぇぇぇっ!!!魅力的なのに?


(マイン)

そ、そう?(照)


(ナギサ)

うん、パリピで姦りサーでガンガン姦ってるって感じ。


(マイン)

なんでだよ!どこがだよ!姦ってねぇ〜よ!


(ナギサ)

まぁ、本気は置いといて……


(マイン)

置いとくなよ!って、本気かよ!(涙目)


(ナギサ)

まぁまぁ。


(マイン)

まぁまぁじゃねぇ〜!大事な事だ!


(ナギサ)

そんなにムキにならなくても……


(マイン)

なるわ!


(ナギサ)

まぁ良いや。

本題に入る。


(マイン)

しれっと流すな!


(ナギサ)

なら、抱いて(照)



びっくりしたように目を丸くして、顔を真っ赤にしながら目を逸らす。


(マイン)

いきなり何言ってるの?頭湧いてるでしょ?


(ナギサ)

だって、お姉様に抱かれたいもん。

魅惑的なお姉様に欲情しちゃった、責任とって(照)


(マイン)

だったら私は断るわ!そんな事、するつもりないから!


(ナギサ)

またまたぁ〜、お姉様も満更でもないくせにぃ〜(照)


(マイン)

だっ、誰がそんな事をすると?ってか照れてんじゃねぇ〜よ!


(ナギサ)

もう濡れているくせにぃ〜(ニヤッ)


(マイン)

なっ、何のことかな?


(ナギサ)

じゃあ、押し倒しちゃう、そして抱いて、ボク、ネコなんだ(照)


(マイン)

知らねぇ〜よ、だから照れるな!


(ナギサ)

抱から?


(マイン)

お前、頭、湧いてるな(ため息)


(ナギサ)

えいっ!



マインは両腕で胸を守りながら、必死に抵抗する。

 

(マイン)

やめなさいって、この変態!


(ナギサ)

ふふふっ♡



助けを求めて周囲を見回すが、誰も居ない事に気づき、真っ青になる。


(マイン)

お願い、やめて(涙目)


(ナギサ)

いやぁ〜ん♡お姉様♡唆るわぁ〜♡


(マイン)

変態!


(ナギサ)

えへへ♡変態だもん♡


(マイン)

離せ!


(ナギサ)

やだ、抱いてくれるまで離さない♡


(マイン)

やっ、やめっ!



マインはそのまま口を塞がれた。


(ナギサ)

そんな事言っても、誰も来ないよ、お姉様♡


(マイン)

いやぁ〜!変態に強姦されるうぅぅぅっ!


(ナギサ)

良いではないか、良いではないか、って、ボク、ネコだよ(照)


(マイン)

どこがだよ!どこに襲うネコが居るんだよ!


(ナギサ)

ここに居ます、ネコも時には"化け猫"になります(ニヤッ)


(マイン)

嫌ぁ〜!プライベートでは、しないの!


(ナギサ)

プライベートでは?プライベートじゃなかったら姦るんだ♡


(マイン)

違ぁ〜う!


(ナギサ)

ふふふっ♡



マインは抵抗するが、力及ばず、服を脱がされる。


(マイン)

やめなさいってばぁ〜!!


(ナギサ)

やだぁ〜♡



完全に服を剥がれ、その姿を視姦されると、マインは何かが吹っ切れたようにおかしくなる。


(マイン)

見ないで……(照)


(ナギサ)

ふふふっ♡



涙目になりながらも身体に触られるマイン。

それとは裏腹に、ゾクリと身震いが走る。


(マイン)

やめて……(涙目)


(ナギサ)

ふふふっ♡可愛いっ♡お姉様♡



さらに愛撫されて、自分の中にある甘い部分を刺激され、声を漏らしてしまうマイン。


(マイン)

はぁん♡


(ナギサ)

もっと感じて♡素直になって♡お姉様♡



ますます大胆な愛撫をされ、頭の中が真っ白になるマイン。


(マイン)

ああっんっ♡んんっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡舐めて♡



首筋にキスされ、肌がとろけるように感じるマイン。


(マイン)

いやっ♡ああぁぁぁっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡



耳たぶを甘噛みされ、身体の奥から何かが疼いてどうしようもないマイン。


(マイン)

ああぁぁぁっ♡んんんっ♡


(ナギサ)

ここ?♡ここが良いの?♡お姉様♡



首筋を舐められ、鎖骨から胸へと到達し、先端を啄まれると、快感に腰が跳ね上がるマイン。


(マイン)

んああぁぁぁっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡イって♡もっと感じて♡お姉様♡



羞恥と官能で頭がおかしくなりそうになったマイン。


(マイン)

痛いの、嫌い……


(ナギサ)

痛かった?ごめんね♡


(マイン)

ううん……大丈夫だから……続けて♡


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



再度、愛撫が始まり、今度は力加減を調整されているのを実感するマイン。

それが更に快感を高める。


(マイン)

あゝっ♡好き♡好きになっちゃう♡


(ナギサ)

私にも、シて♡



ナギサの言葉に心地よいものを感じたマイン。


(マイン)

できれば、シたいな……


(ナギサ)

ふふふっ♡でも、まずはお姉様に気持ちよくなってもらわないと♡



愛しさと欲情を混ぜた表情で見つめられたマインは、ドキリとしてしまう。


(マイン)

いっ、いいのにっ、私がシたいのに……


(ナギサ)

今は、ねっ♡



再び首筋を舐められ、愛おしむように胸を揉まれ、快楽が押し寄せてきて追い詰められたマイン。


(マイン)

あっ♡ああぁぁぁっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡イけっ♡



頭の中が真っ白になり、快感一色に染められたマイン。


(マイン)

いっ♡くうぅぅぅっ♡ああぁぁぁっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡可愛いっ♡



果てた余韻に浸りながら、自分でもはしたないと思うほどに快感に酔いしれてしまったマイン。


(マイン)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡


(ナギサ)

お姉様♡



呼びかけられて目を開ければ、ナギサに至近距離で熱い眼差しを注がれていたマイン。


(ナギサ)

大好きです♡お姉様♡



マインは照れくささと嬉しさが混じり合った複雑な表情になり、無意識に唇を尖らせてしまう。


(マイン)

私も大好きよ♡


(ナギサ)

ありがとう♡お姉様♡



不意にキスされ、甘い唾液を流し込まれるマイン。


(マイン)

んんんっ♡


(ナギサ)

ふふふっ♡可愛いいっ♡



何度目とも知れないキスに溶けて、ただ相手のぬくもりを求めてしまうナギサとマイン。


(ナギサ)

お姉様♡



顔がくっつくほど密着して甘えてくる様子を愛おしげに眺めるマイン。

そっとナギサの髪を梳く。


(マイン)

可愛いい子ねぇ(ニヤッ)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



頬を緩める微笑みに応える間も惜しんで、再び唇が重なり合う。


(ナギサ)

お姉様のキス、甘くて美味しいです♡



はにかんだ笑みを浮かべるナギサ。


(マイン)

それはこちらのセリフよ。


(ナギサ)

ふふふっ♡お姉様♡



何度も角度を変え、キスしては貪り合う内に、次第にお互いの息が荒くなっていく。


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様♡



名残惜しむような眼差しで離れ、汗で濡れた顔を見つめるナギサとマイン。


(マイン)

どう?気持ち良かったでしょ?(微笑み)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



満足気に微笑むマイン。


(マイン)

なら、安心したわ。

ナギサを喜ばせられたみたいね(微笑み)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



穏やかな表情を一瞬で卑猥なものに切り替え、妖艶な笑みで微笑んで耳元で囁く。


(マイン)

欲しいところは他にもあるわよね(ニヤッ)


(ナギサ)

・・・はい(照)



ナギサの脚の間に手を滑り込ませ、オマン●を直接弄りだす。


(マイン)

ここが痛んでいたのね。

ほら、どんどん涎を垂らしちゃってるじゃない(ニヤッ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様♡



指先で、ナギサの割れ目をなぞり、敏感になったクリトリ●を擦り上げる。


(マイン)

こうして姦られるのが気持ち良いのよね、ナギサ(ニヤッ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡はひっ♡お姉様ぁ♡



指を動かしながら、耳元で囁くマイン。


(マイン)

可哀想に……イきたいのね(ニヤリ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡はいっ♡お姉様ぁ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡



二本目の指を挿入し、マ●汁でぐしょぐしょになっているのを確認しながら、オマン●の中を掻き混ぜるマイン。


(マイン)

あはっ、やっぱり指じゃ物足りないわよね(ニヤッ)


(ナギサ)

あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ひぃ♡ひぃ♡ひぃ♡ひぃ♡



蠢く指に翻弄され、涙目で身悶える様子を満足気に見下ろすマイン。


(マイン)

良い子ね、素直に感じているわね(ニヤリ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡



指と口の同時攻撃を仕掛け、ナギサを限界寸前まで追い詰めるマイン。


(マイン)

ほらっ、イって良いわよ、思いっきりイきなさい(ニヤリ)


(ナギサ)

あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ああぁぁぁっ♡



余韻でぐったりとなったナギサを優しく受け止め、頬にキスをするマイン。


(ナギサ)

ひゅぅ♡ひゅぅ♡ひゅぅ♡ひゅぅ♡



起き抜けの表情で見つめ返してくるナギサを、愛おしげに見つめ返すマイン。

(マイン)

戻ってきたね、おはよう(微笑み)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡(照)



キスをしてから起き上がると、ナギサを自宅に連れて行き、自室のベッドに押し倒すマイン。

マインが鎖付きの手枷を手に取る。


(マイン)

これ、見て、ナギサ(ニヤッ)



枷をナギサの前に掲げてみせ、意味深に微笑むマイン。


(マイン)

残念ながら、これで終わりにしないわよ。

いえ、その方が嬉しいわよね、ナギサ(ニヤリ)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡(照)



枷を嵌め、それから自分にも同じように嵌めて繋がるマイン。


(マイン)

これで完璧ね。

二度と逃げられないわ(ニヤリ)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡(嬉)



鎖で繋がったまま、お風呂に行き、シャワーを浴びるマインとナギサ。


(ナギサ)

はっ♡恥ずかしいです♡お姉様♡


(マイン)

ふふふっ♡何を今更(ニヤッ)



からかうように微笑み、ナギサの背中にペニスをワザと当てるマイン。


(ナギサ)

あっ♡大きい♡


(マイン)

私ね、"ふたなり"なのよ、驚いた?



クスリと笑い、耳元に口を寄せて囁く。


(マイン)

太くて大きいでしょ。

でも、まだ使わないわ(ニヤッ)

 

(ナギサ)

お姉様♡(嬉)


(マイン)

しゃぶれ(ニヤリ)


ナギサは一瞬戸惑うも、受け入れることにした。

ナギサに口を開けさせるマイン。


(マイン)

上手にできたら、ご褒美あげるわね、ナギサ。


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



ぬめる口の中にマインのペニスを咥え込むナギサ。

マインは喉奥まで突き立てて動く。


(ナギサ)

んぷっ♡ちゅぷっ♡ずぷっ♡すずっ♡



マインは膝をついてナギサの頭を掴み、激しくピストン運動して、ナギサの口の中を突き回す。


(マイン)

んーん♡最高に気持ち良い!いいわよ、そのまま続けなさい(ニヤリ)


(ナギサ)

んちゅっ♡んちょっ♡んぶっ♡くちゅっ♡



口の中での感触に魅了され、無意識のうちに荒々しくなるマイン。


(ナギサ)

くちょっ♡くちゅっ♡ちゅぽっ♡んちゅっ♡



昂り果てそうになるマイン。


(ナギサ)

出してください♡お姉様♡お姉様の"ミルク"♡欲しいのっ♡


(マイン)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡あっ♡ああぁぁぁっ♡



ナギサの口の中にぶち撒けたマイン。


(ナギサ)

んぶっ♡ごっくん♡美味しっ♡お姉様♡(嬉)



マインはナギサを押し倒し、指でオマン●の入り口を塞ぎながら、焦らすようにクリトリ●しか刺激を与えない。


(マイン)

可哀想ねぇ……こんなになるなんて(ニヤッ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡ふぅ♡



とうとうマインは指を引き抜き、自分のペニスを一気にナギサの子宮口まで突き挿れる。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡キタぁああぁぁぁっ♡太いいぃぃぃぃぃっ♡



ペニスで激しくオマン●の中を掻き回し、子宮口を突きながらナギサの両足首を肩に担ぐ。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡奥くぅぅぅっ♡ぎも"ぢい"い"ぃぃぃっ♡



勢い任せに腰を叩きつけられる快感に酔いしれて、思わず口元を緩めるナギサ。


(ナギサ)

あぁ♡あぁ♡あぁ♡あぁ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡



一際深く突き進み、子宮にペニスを擦りつけんばかりの勢いで子種汁をぶち撒けるマイン。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡熱い♡熱い♡熱い♡熱い♡きっ♡くっ♡ああぁぁっ♡



ペニスを引き抜くと、指を三本を挿れ、子宮口を広げると、容赦なく突き掻き回すマイン。


(マイン)

うーん……流石にこれはちょっと……


(ナギサ)

いいのっ♡いいのっ♡ぎもぢいいのおおぉぉぉっ♡



ナギサの言葉を肯定も否定もせず、指を引き抜くマイン。

指を四本に増やすと、今度はナギサのアナルに突き挿した。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡



アナルを掻き回すと、ナギサの肛門が指を食いちぎらんばかりにマインの指を締め付けた。


(ナギサ)

アナルきたぁああぁぁぁっ♡



容赦なく掻き回すマイン。


(ナギサ)

あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡がっ♡がっ♡がっ♡がっ♡



ナギサが痙攣し始めると、指を引き抜き、すぐペニスを突き挿れるマイン。

ナギサの膨らんだ子宮と、マインのペニスが交わらない部分が無いほどに圧迫して締め付けるナギサのアナル。


(ナギサ)

くあぁぁぁっっ♡太いいぃぃぃぃぃっ♡



ラストスパートと言わんばかりに腰を打ちつけるマイン。


(ナギサ)

ふわああぁぁぁっ♡奥くぅぅぅっ♡



ついにナギサのアナルにぶち撒けたマイン。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡太いのっ♡熱いのっ♡きもちいいのおぉぉぉっ♡



二人で何時間にも及ぶ性交後、ナギサが完全に力尽きてしまった。

そんなナギサを抱き抱えたまま、自分の疲労と共に、夢の中に引きずり込まれそうになるマイン。


(ナギサ)

お姉様ぁ♡幸せです♡



ぼんやりとした意識の中で、そんな呟きを聞きながら眠りにつこうとしたマイン。

しかし、突然の目覚まし時計のアラームが鳴り響いた為、飛び起きてしまう。


(ナギサ)

どうしたの?お姉様?



周りを見回すようにして、そして慌ててナギサをベッドから降ろしたマインだが、鎖で繋がっている事を思い出す。


(ナギサ)

あっ♡



マインは自分の鎖を外そうとして、次にナギサの鎖を外そうとするも、鍵が無い事に気づく。


(ナギサ)

お姉様!



マインはナギサを連れて窓に走り、外からの明るさで朝である事が分かる。

しかし、この建物に自分達以外居ない以上、誰かを呼ぶ事はできない。

窓の施錠具合を調べ、内側からでは開けれない事が分かる。

となれば、方法はこれしか無いとばかりに、窓ガラスを割り始める。

その時、玄関の方で、鍵をいじっている気配がした。

ドアの開く音に慌ててそちらに向かうと、そこにはなんと警官が二人、立っていた。

二人は一瞬キョトンとしたが、すぐに鎖で繋がっている事から、状況を察したらしい。

お邪魔しましたと言わんばかりに立ち去る警官。

二人は慌てて後を追うが、警官は手で"来るな"と合図をした。


(ナギサ)

ふふふっ♡お姉様♡勘違いされたかも知れませんね(ニヤッ)


(マイン)

それも悪くないか(ニヤリ)



しかし、突然、二人は別居を余儀なくされ、お互いに会おうとしても、家探しなどをされ、監視下に置かれていた。

電話も盗聴されている為、お互い連絡を取る事もかなわず、ただ待つ事しかできなかった。


(ナギサ)

お姉様……



数週間後、ナギサはついに我慢の限界に達し、家を出て街を徘徊していた。

信号機の横で、ふと立ち止まり、ある事を思い出す。


(ナギサ)

お姉様……



その時の事を思い出して不安になったナギサは、とりあえず近くのコンビニに入る。

すると、そこに居た店員こそが……


(ナギサ)

お姉様!



その店員……かつてナギサが敬愛し、身を預けたマインは、今ではコンビニ店員として過ごしていた。

その変化がナギサには信じられなかった。


(ナギサ)

お姉様、これからはずっと一緒に居ましょう!



コンビニから連れ出した先はナギサのマンションで、当然だが、鎖とかは持っていない。

よって、新しいアイテムを購入する必要があった。


(ナギサ)

お姉様、手枷と足枷、首輪と口枷、胴枷と太もも枷も買いましょう。

ハンドバッグも忘れずに……これで大丈夫ですか?


(マイン)

アンタねぇ……(涙大爆笑)



ナギサを新しい道具で縛り付け、性交を始める。

しかし、二人の間に漂うのは以前のような狂気では無かった。

お互い求め合う一方で、マインの目には懐疑的な光が浮かび始めている。

それが原因なのか、二人の性交は以前のように深く長くはならない。


(ナギサ)

どうしたの?お姉様?



マインの放った言葉にナギサはただただ驚くばかりだった。

というのも当然で、マインが口にした内容は、ナギサを思考停止にするには充分すぎる内容だった。


(ナギサ)

お姉様……



その後もマインは、時々現れてはSEXするだけになっていき、ある日を境に突然消えた。

マインは警察に保護され、精神病気に収容されていたのだ。


(ナギサ)

お姉様、どうして……



ナギサは病院に赴いた。

しかし、そこに居たのは、あの支配欲に満ちたマインではなかった。

ナギサを縛り付け、翻弄し、犯し尽くしたマイン……


(ナギサ)

お姉様、どうしたのです?私はお姉様の所有物です、もっと、ずっと、側に居てください。



床にへたり込んだマイン。

彼女の目からは生気と光が消え失せ、代わりに虚無しか宿っていなかった。

その様子はまるで幽霊のようだ。


(ナギサ)

お姉様、愛しています。



マインはナギサの声に反応し、顔を上げる。

しかし、その目は虚ろなままだった。

それでもなお、マインは何かを思い出すかのように、小さく頷いた。

ナギサがマインの前に膝をついて、スカートの中に手を入れようとすると、病室の入り口で看守が驚いて叫んだ。


(ナギサ)

お姉様!私のお姉様!!



看守により、引き離されるナギサ。

それでもマインは振り返りもしなかった。

やがて病室の扉が閉まり、マインの姿が見えなくなる。


(ナギサ)

お姉様……なんで……



混乱するナギサ。

どうしてマインが、あの支配欲に溢れる女王様のようなマインが、自分から消え去ったのか分からない。

理解が追いつかない、追いつきたくない。


(ナギサ)

どうしてです、お姉様。

私はもう、お姉様無しでは生きていけないのに……



その日は家に帰り、部屋で膝を抱えて考えていた。

マインがどうしてああなってしまったのか……


(ナギサ)

私のお姉様……私のマスター……(涙目)



翌日も病院へ足を運ぶ。

その日は偶然、廊下で医師と鉢合わせた。

彼女はナギサに声をかけてくる。


(ナギサ)

なんでしょう?



彼は病室を示した。

そこではマインがベッドの上で点滴を受けていた。


(ナギサ)

どうしたのです?



医師はナギサの耳元で囁いた。

彼女は精神の暴走をコントロールする為に、投薬治療を行なっていると。


(ナギサ)

どうしてこんな事に……



翌日も病院に通ったが、マインと接触することは許されなかった。

三日目になると、看守から病室の前で声をかけられた。


(ナギサ)

なんですか?



看守は短く告げた。

彼女は亡くなったと……


(ナギサ)

なんで?どうして?私、もう、生きていけない!!



衝動的に彼の胸倉を掴もうとするが……

看守はそれを防ぐようにナギサを捕らえ、そのまま連行した。


(ナギサ)

私を殺して!私はもう、生きている意味が無い!お姉様のところへ行く!!



その後、暗い部屋で目覚めたナギサ。

目の前には液晶テレビがあった。

そこで見たものは、マインとの記憶。

ナギサと過ごした日々……


(ナギサ)

お姉様……



テレビの横にはメモがあり、文字が書かれていた。

"私はナギサとの記憶を、ここに集約した"


(ナギサ)

お姉様……



その下に書かれた文字……"さようなら"……


(ナギサ)

お姉様、今から行きます、待っていてください。



ナギサはメモに書かれた番号にかけると、録音された機械の声が流れた。

"この電話は録音されています。"


(ナギサ)

えっ?どういう事?



機械音声は続いた。

"私は既にこの世界には居ない。もし、ナギサが本当に私と結ばれたいと思うのなら、私が残した物を全て集めよ"


(ナギサ)

分かりました、お姉様。



机の中で見つけた拳銃を取る。

翌日、ナギサは病院を訪れた。

医師にマインの個人データの閲覧許可を申請すると、彼は少し困惑した表情を見せたが……

個室に案内され、机の上にはマインのファイルが置かれていた。

ナギサは中身に目を通す、そこである事に気づいた。

ファイルによると、マインは父親の実験によって生まれた存在であり、またその実験内容は主に遺伝子操作である事が分かった。


(ナギサ)

だから何?

私にとってはかけがえのないお姉様、私のマスター、私の女王様、私の……愛したかけがえのないご主人様。



その後、病室の棟に侵入。

マインの遺体が置かれているはずの部屋に忍び込む。

しかし、そこにあったのは、透明なケースに納められた遺骸ではなく……


(ナギサ)

これは?



白い服を着た女性……それは、病室で会話をした医師だった。

拳銃を突きつけると、医師は怯えて両手を上げた。

"落ち着きなさい、私はただ、君の彼女を助ける為にこうしたんだ。"と話した。

そこに白衣の男が来たが、拳銃を突きつけたまま、医師に従うように命令すると、白衣の男は頷き、病院の地下へと向かう。


(ナギサ)

どこ行くの。



目的地は病院の地下施設の一室。

そこにマインは居た。

しかし、彼女は虚ろなままで……


(ナギサ)

お姉様!



しかし、マインはナギサを見ても反応を示さない。


(ナギサ)

お姉様、今抱きしめます!お姉様も私を抱きしめてください!



マインを抱きしめると、彼女の目に僅かな光が戻り……


(ナギサ)

お姉様!



しかし、次の瞬間、背後から強烈な衝撃を受け、倒れ伏す。

視界が揺れた。

白い壁ばかりの部屋で目を覚ました。


(ナギサ)

ここは……



その部屋に居たのは、ナギサ一人ではなかった。

部屋の奥にマインが居た。


(ナギサ)

お姉様!



しかし、またしてもマインは反応を示さない。


(ナギサ)

お姉様、今抱きしめます!キスします!



ナギサはマインの唇にキスをしようとした。

部屋の扉が開き、数人の研究員が飛び込んできた。


(ナギサ)

えっ?



ナギサは何かを注射され、意識は闇に呑まれる。


(ナギサ)

お姉様……



目を覚ましたのは別の部屋だった。

周りを白いパネルで囲まれている。

その中にマインも居た。


(ナギサ)

お姉様、大丈夫ですか!



しかし、やはりマインからは反応を得られない。


(ナギサ)

お姉様、今抱きしめてキスします。



しかし、キスしてもマインは動かない。


(ナギサ)

お姉様、私はいつも一緒です。

もう離しません、離れません!



マインの腕を握ろうとしたが、あっさりと外れた。


(ナギサ)

お姉様?



その身体はドロドロと崩れ始め、床に零れ落ちた。

血ではなく、水のような液体に……


(ナギサ)

お姉様……



その場にうずくまり、絶望に暮れるナギサ。

扉が開き、先程の研究員達が入ってきた。


(ナギサ)

お姉様は?


 

彼らは床の水溜りを掬い上げ、その場を立ち去った。


(ナギサ)

どうして?



しばらく呆然としたナギサ。

しかし、次第に怒りがこみ上げてくる。


(ナギサ)

よくもお姉様を!(激怒)



部屋を出て、研究所内を駆け回り、研究員達に襲いかかる。

何人かは制圧したが……


(ナギサ)

あっ!



その場に倒れる。

全身に痛みが広がり……


(ナギサ)

クソッ!



研究員達に拘束され、部屋に戻される。


(ナギサ)

なっ、何するのっ!



再び部屋に戻され、今度は手足を拘束されてしまう。

目の前に大型のバケツが二つ並べられる。


(ナギサ)

何する気?!



研究員達はバケツに水道から水を汲む。

そのうち一つが完全に汲み終えた頃、別の研究員が何かを持ってきた。

それは肉片らしき物だった。

それをバケツの水に落とすと、泡立つ。


(ナギサ)

ひょっとして……


 

泡立ちが収まったバケツには、再構成されたマインが浮かんでいる。


(ナギサ)

お姉様!お姉様だぁ〜!!



マインは再び肉体が復活させらた。

しかし……


(ナギサ)

お姉様?



瞳孔の色は赤、口元はやや曲がり、目には感情がなく、ナギサを見ても反応しない。


(ナギサ)

どうしたの?お姉様?



その表情は先ほどまでの虚無から一変し、不気味な笑みを浮かべて口を開いた。


(ナギサ)

お姉様!


(マイン)

私に何かしたでしょう、妹よ。


(ナギサ)

お姉様に抱きついてキスしました♡(照)


(マイン)

そうでないわ、そんな事で私の本質が変化するわけがない。


(ナギサ)

お姉様に抱いてもらって、身も心も捧げて、お姉様の所有物、性奴隷になりました♡


(マイン)

それは心理状態よ、肉体的な影響じゃない。


(ナギサ)

私を激しく抱いてくれました。

アナルにもオマン●にも指を挿れて、最後はペニスを奥まで挿し込んで中出ししてくれました♡(照)


(マイン)

それは私がその行為を好まざるを得ない性格からくるものよ。

本来の私は冷淡なのよ。


(ナギサ)

そんなお姉様も好き♡


(マイン)

そう、それが問題なんだけどね……


(ナギサ)

ふふふっ♡


(マイン)

笑うわけにはいきません、妹よ。


(ナギサ)

だって、お姉様って激しいんだもん♡(照)


(マイン)

激しくなんかないわ。

私はあくまで合理的なの。

理性が支配する存在なのよ。

それなのに、なぜかあなたと居る時だけ、私は感情に流される。

それがどういう事か分かるでしょう。


(ナギサ)

お姉様も私を愛してくれているって事ですよね(照)


(マイン)

違うわ!そうじゃない。

私は人間の側面を全く持っていない存在。

遺伝子操作によって生み出された存在なのよ。

なのに、あなたという人間と接触している事で、私は変質しているのよ。


(ナギサ)

そんな事どうでもいい、関係ない!お姉様は私のお姉様です。


(マイン)

いいえ、それは重要な事です!

私は実験で作られたのです。

父が私の遺伝子を改変し、精神構造をコントロールできるように調整した結果、私は感情を持たない存在となっていました。

それが突然、感じるようになったのです。


(ナギサ)

それはお姉様が成長なされたのです。


(マイン)

違うの!感情の起点は……愛なのよ。


(ナギサ)

私はお姉様を愛しています。

お姉様以外、何も要らない。


(マイン)

そう、そうなの。

私は愛され続けて、それを否定できなくなってしまったの。

それが原因で、自我に亀裂が生じたのよ。


(ナギサ)

いいじゃないですか、お姉様。

お姉様はお姉様です。


(マイン)

そうじゃない!私はこのままでは……いずれ消滅してしまうわ。

この身体の維持は、感情のコントロールが可能な環境下でなければならないの。


(ナギサ)

なら、私もついて行きます。

私はお姉様無しでは生きていけない。


(マイン)

私が消えたら、あなたも巻き込まれるわ。


(ナギサ)

良いんです。

お姉様と一緒なら、私は……


(マイン)

ダメ、そんな簡単には死ねないわ。

死ぬ前に、私があなたに感謝を告げないと。


(ナギサ)

お姉様。


(マイン)

ありがとう、妹よ。

こんな気持ちになるまで愛してくれて。

あなたと出会えた事を感謝しているわ。


(ナギサ)

お姉様、私もお姉様と出会えた事を感謝しています。


(マイン)

でも、これでお別れね。

私は自分の力で、もう一度、コントロールを……


(ナギサ)

ダメっ!私はお姉様の所有物、お姉様の性奴隷。

お姉様無しでは生きていけない!


(マイン)

そうじゃない!私はあなたを守るために消滅しなきゃならないの、分かって!


(ナギサ)

何故……


(マイン)

何故って……あなたを失ったショックから立ち直れないからよ。

あなたの事は、もう諦めるつもりだった。

でも……やっぱり無理なの、だから消えるの……


(ナギサ)

私はお姉様を諦めたりしない。

私もお姉様と別れるなんて、死ぬより辛い!(涙目)


(マイン)

死ぬより辛いのは、失う事よ。

だから、私は自らの意思で……


(ナギサ)

私も自分の意思で、お姉様について行きます!


(マイン)

ダメっ!あなたは生きて……もっと他人と出会い、愛すべきよ。

でも、私は……


(ナギサ)

違います、お姉様。

お姉様と一緒の時が至福なんです。

絶望した私を救ってくれたのはお姉様です!


(マイン)

あなたを助ける事で私の人格は乱れ始めたの。

それもまた事実よ。

だから、私は消滅するべきなのよ。


(ナギサ)

なら、私も連れて行ってください。

私にはお姉様が居なければ、生きていく意味はない!


(マイン)

たとえ私と会えた事が不幸であっても、あなたは生き続けるわ。

どんな事があっても、あなたは生きなさい。

お互いに……お互いに愛し合った時間、幸せな時があれば充分なのよ、ねっ、妹よ。


(ナギサ)

お姉様……私を妹と言ってくれるなら、お姉様……


(マイン)

さようなら、可愛いい妹よ。

あなたの存在は、決して消えない。

私の記憶に、ずっと刻まれているわ。


(ナギサ)

お姉様!(半泣)



マインの身体が光り、消滅していく。


(ナギサ)

お姉様、私、もう、生きている意味が無くなった……死にます……



しかし、消滅寸前で、その輝きが弱まった。


(ナギサ)

お姉様!


(マイン)

あゝ……また、あなたを巻き込みそうになる……


(ナギサ)

巻き込んでください、お姉様。

私はお姉様の所有物、性奴隷、ペットです。

お姉様無しでは生きていけないのです。


(マイン)

妹よ……あなたは強すぎるわね。

愛され過ぎる女に成り下がってしまう……


(ナギサ)

お姉様。


(マイン)

いいわ、でも、約束して。

私の事を愛していてね。


(ナギサ)

もちろんです!お姉様!(嬉)


(マイン)

じゃあ、繋ごう、永遠の絆で。


(ナギサ)

はい!お姉様♡



光に包まれて、意識が途切れ、目を覚ますと、見慣れない白い空間に居た。

マインは側にいる。


(ナギサ)

お姉様♡


(マイン)

生き延びられたわね、妹よ。


(ナギサ)

はい、これからは、ずっとお姉様と一緒です♡


(マイン)

しかし、この世界は、私のコントロール下にあるようね。

どういう事かしら……


(ナギサ)

それはお姉様がマスターだから?


(マイン)

えっ?私がマスター??私、こんな世界、創ってしまっていたの?


(ナギサ)

流石お姉様です。

お姉様は私の敬愛するお姉様です。

お姉様、ついに偉大なる女神になりましたね。


(マイン)

私……女神になったの?

偉大だなんて、似合わないわ。


(ナギサ)

もう、お姉様ったらぁ。


(マイン)

ねぇ、妹よ。

ここは私達だけの世界よ。

何をしても良いし、何をするにも許可なんて必要ないわ。

したいわね?好きな事すると良い。


(ナギサ)

はい、お姉様。

シたいです、激しく抱いてください♡(照)


(マイン)

あら、今日は大人しくした方が良いと思うんだけど(ニヤッ)


(ナギサ)

うふふっ♡お姉様♡


(マイン)

良いのね?じゃあ、いただこうかしら(ニヤリ)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



マインが近づき、唇を重ね、舌を差し込んで、口の中をまさぐる。


(ナギサ)

お姉様ぁ〜♡


(マイン)

んちゅっ♡はむっ♡……妹の唾液は甘美ね(ニヤッ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様♡


(マイン)

あなたの唇、可愛いいね、ほら、もっと舐めてあげるわ。


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



チューという音を立てながら、マインの舌が動き、歯列をなぞる。


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡


(マイン)

んちゅっ♡はむっ♡ちゅぱっ♡……どう?気持ちいいでしょう(ニヤッ)


(ナギサ)

きもちいいぃぃぃっ♡きもちいいぃぃぃっ♡


(マイン)

良かったわ、では、次、シてあげる(ニヤリ)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



首筋を撫で、肌を吸い、胸に顔を埋め、乳首を咥え……


(ナギサ)

あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡お姉様ああぁぁぁっ♡


(マイン)

胸は気持ちいいでしょう、でも、この先があるわね(ニヤッ)


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡


(マイン)

スカートを脱いで、ショーツを脱いだら、足を広げて私に見せてちょうだい。


(ナギサ)

はい、お姉様♡


(マイン)

ほらっ、隠さない(ニヤッ)


(ナギサ)

恥ずかしいです♡お姉様♡


(マイン)

ふふふっ♡


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡お姉様ああぁぁぁっ♡


(マイン)

オマン●に指を挿れてあげるわ、三本は大丈夫かしら?それとも四本必要かしらね(ニヤッ)


(ナギサ)

腕を挿れてください♡お姉様♡


(マイン)

腕?冗談は言わないでちょうだい。


(ナギサ)

じゃあ、四本で。

お姉様の全部を感じたいから♡


(マイン)

しかし、四本だと……


(ナギサ)

お姉様がゆっくりほぐしてくれたら大丈夫です。

腕が入るぐらいガバガバにしてください。

お姉様の全てを感じたい♡


(マイン)

しかし、痛いなら言ってね。

無理したらダメだから。

はい、挿れますよ(ニヤッ)


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡きもちいいぃぃぃっ♡


(マイン)

ほら、見てるわよ。

私の指、二本目……三本目……四本目…… 五本目……あっ、腕が……

凄いわっ!全部飲み込まれてしまったわ!しかも腕よ!凄いわね(ニヤッ)


(ナギサ)

はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡お姉様ぁ♡


(マイン)

動かすわよ、どう?気持ちいいでしょう(ニヤリ)


(ナギサ)

きもちいいぃぃぃっ♡きもちいいぃぃぃっ♡ぎも"ぢい"い"ぃぃぃっ♡


(マイン)

凄い!膨らんだり、縮んだりを繰り返して。

まるで私の形に変化しているようね、信じられないわ。


(ナギサ)

お姉様ぁ♡お姉様の形にしてぇぇぇっ♡


(マイン)

嬉しい♡でも、こんなに気持ちいいとは思わなかったわ。

凄く締め付けるの、抜けなくなるの。

私まで……あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様ぁ♡最高ぉぉぉっ♡


(マイン)

愛してるわ、永遠に、この世で、この世界で。

私達は一つ、愛を誓うわ、愛してる、愛しているわ、妹よ!

我慢できないの、腕は抜くわ、その代わり……


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



マインは腕を抜き、ペニスを挿れる。


(マイン)

ああぁぁぁっ♡締まるうぅぅぅっ♡

腕挿れたのにっ♡ガバガバなはずなのにっ♡締まるうぅぅぅっ♡


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様ぁ♡


(マイン)

動くわよ♡動かします♡ねっ♡妹よ。

愛を注ぐわ♡愛を受け取れる?受け取れてる?ねっ、妹よ。


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様♡お姉様♡

お姉様の愛♡受け取ってます♡受け取れでまずっ♡


(マイン)

嬉しい♡嬉しいわ♡妹よ♡

あっ♡我慢できないのっ♡出そう♡出そうなのっ♡


(ナギサ)

出して♡出して♡中出ししてっ♡お姉様ぁ♡


(マイン)

中出しっ?そんな事……許されるわけないわっ……妹よっ……ダメよ。

ダメなのっ……でも、でも、我慢できないのっ♡出る♡出ちゃう♡ねっ、妹よ♡


(ナギサ)

出して♡出して、お姉様ぁ♡お姉様のでいっぱいにしてえぇぇぇっ♡


(マイン)

ダメよっ……ダメよっ……ダメなのっ……妹よ……でも……出ちゃう♡出るううぅぅぅっ♡


(ナギサ)

出してっ♡出してっ♡お姉様ぁ♡我慢しないでいっぱい出して、お姉様の子種汁でボテ腹にしてえぇぇぇっ♡


(マイン)

あっ♡もう♡ダメっ♡愛と一緒に出すわ♡ねっ、受け取って♡


(ナギサ)

はいっ♡お姉様ぁ♡一緒に出してっ♡受け取らせてえぇぇぇっ♡


(マイン)

出すわっ♡いくわよっ♡出るっ♡イクイクイクぅぅぅっ♡


(ナギサ)

お姉様ああぁぁぁっ♡


(マイン)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡私の愛と子種汁、受け取れた?(微笑み)


(ナギサ)

はい♡お姉様♡いっぱい受け取りました♡


(マイン)

愛しているわ、妹よ。


(ナギサ)

はい、私も愛しています、お姉様♡



マインは優しく微笑み、そのまま目を閉じる。


(ナギサ)

お姉様♡キスして良いですか♡(照)


(マイン)

ふふふっ♡良いわよ♡



ナギサはマインと口づけを交わす。

至福感で全身が包まれる。


(ナギサ)

お姉様の唾液、甘くて美味しいです♡



マインがクスクスと笑う。


(マイン)

妹よ。


(ナギサ)

はい♡



マインは目尻に涙を浮かべ、幸せそうに溶けていく。


(マイン)

妹よ、こうしてあなたと一緒に居ると、幸せすぎて泣きたくなります。


(ナギサ)

私もお姉様と一緒に居ると幸せです。



マインはますますはにかんで……


(マイン)

妹よ、これからも私の側に居てください。


(ナギサ)

もちろんです♡お姉様♡


(マイン)

妹よ、デートに行こうか?


(ナギサ)

お姉様とデート♡もちろん行きます♡



マインの表情は、ますます明るくなり……


(マイン)

行きたいところがありますの。


(ナギサ)

お姉様の行きたいところに行きましょう♡


(マイン)

ありがとう、妹よ。


(ナギサ)

だって、私の敬愛するお姉様ですから♡


(マイン)

なら、海に行きましょう。

私は海が好き、潮風に当たりながら、二人っきりで……


(ナギサ)

はい♡お姉様♡



マインは立ち上がり、外を眺める。


(マイン)

妹よ、今日は夜空が美しいですね。


(ナギサ)

はい、お姉様も負けないぐらい美しいです♡



マインは不意に振り返る。


(マイン)

妹よ、今、何か言いましたか?


(ナギサ)

いえ、何も(照)



マインは不思議そうに首を傾げ、再び夜空を見上げる。


(マイン)

そうなの?何か言ってたような気がしたのですが……


(ナギサ)

お姉様が夜空と同じぐらい美しいと言ってました(テヘッ)


(マイン)

もう……恥ずかしいですよ。


(ナギサ)

ふふふっ♡



マインはナギサを部屋に連れ帰る。


(マイン)

どう?この部屋の調度品とか、全部私が選んだんですよ。


(ナギサ)

素晴らしいです、お姉様。



マインは大袈裟に胸を張る。


(マイン)

でしょ?私のセンスは最高よ(微笑み)


(ナギサ)

はい、お姉様♡



マインはベッドへ行く。


(マイン)

妹よ、夜も更けましたし、そろそろ寝ましょうか。


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインはベッドに入ると、シーツの中に身体を沈める。

すると、彼女の白いうなじがのぞいた。


(マイン)

寝られそうですか?妹よ。


(ナギサ)

はい♡お姉様の温もりが心地よいです♡


(マイン)

私もよ、一緒に寝るのは心地いいわ。


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインは目を閉じ、穏やかに眠りに落ちてゆく。

規則正しい呼吸を繰り返し、穏やかな表情で眠る。

マインの寝息が聞こえてくる。


(ナギサ)

お姉様(微笑み)



翌朝、マインが朝の光で目を覚ますと、先に起きていたナギサの横顔を見つめる。


(ナギサ)

お姉様♡



マインは身体を起こし、長い髪を片手て解きながら、優雅な仕草で伸びをする。


(マイン)

もう朝なの?


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインは起き抜けのウトウトした瞳で部屋の中を見回す。


(マイン)

妹よ、今日は何をしましょうか(微笑み)



マインがベッドサイドテーブルの時計に目をやり、それからナギサに視線を移す。

ベッドの横の椅子からローブを取り、それを羽織りながら立ち上がる。


(マイン)

では、私は洗面所に行きますね。

先に着替えておいてね。


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインが洗面所で化粧水などを使い、戻ると、ナギサの姿はそこに無かった。

部屋に備え付けられたダイニングキッチンに向かうと……


(マイン)

妹よ。


(ナギサ)

はい、朝ご飯、作ろうと思って……



マインはダイニングキッチンでナギサの横に立ち、コーヒーカップを手に取る。


(マイン)

コーヒーを一杯もらえる?


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインはソファーに腰を落とし、テレビをつける。


(ナギサ)

お姉様、抱いて♡


(マイン)

どうしたの?



マインはコーヒーを一口飲み、ナギサに目を向ける。


(ナギサ)

寂しいの……(涙目)



マインがコーヒーを置いて立ち上がり、ナギサの元へ近づく。


(マイン)

そう。


(ナギサ)

キスして。



ナギサは目を閉じて待っていると、唇に柔らかくて温かな感触を感じる。


(ナギサ)

ありがとう♡お姉様♡


(マイン)

そう。



マインは微笑む。


(ナギサ)

抱いて♡お姉様♡



マインはベッドルームにナギサを連れて行く。

そして、彼女は昨日よりも強く激しくナギサを求め、中出しを繰り返した。


(ナギサ)

ああぁぁぁっ♡きもちいいのぉぉぉっ♡



数分後、マインは荒い息遣いで横たわり、汗まみれの肌を露出していた。

ナギサは快感で力尽きたのか、ぐったりとして動かない。


(ナギサ)

お姉様♡



マインは目を合わせると、柔らかい唇で口づけを交わす。


(ナギサ)

ありがとう♡お姉様♡



マインは息を整え、余韻に浸る。


(マイン)

妹よ。


(ナギサ)

はい、お姉様。



マインはうっとりとした表情のまま、ナギサの胸に手を置く。


(マイン)

こんなに胸が高鳴ってるわ。


(ナギサ)

ふふふっ♡お姉様♡



マインは目を細め、甘い声を発する。


(マイン)

どうしたの?


(ナギサ)

もっと抱いて♡



マインは再び目を閉じて微笑み、ナギサに覆い被さって、舌を絡め合うキスをする。

口から熱い吐息が漏れた。


(ナギサ)

あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡



ナギサは激しい口づけを繰り返すうちに、再び昂ぶり、子宮が収縮して疼き始めるのを感じ取る。


(ナギサ)

ふああぁぁぁっ♡きもちいいぃぃぃっ♡



ナギサは快感に酔いしれる。

自分の乳首が硬くなった事に気づき、羞恥で身悶える。


(ナギサ)

はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お姉様♡



ナギサはマインの胸に顔を埋め、荒い息づかいを繰り返す。


(ナギサ)

お姉様♡お姉様♡お姉様♡



マインがナギサの肩口に何度もキスをする。

突然ノックの音が響き渡り、二人はビクッとする。


(ナギサ)

お姉様?



マインは一瞬で現実に戻り、慌ててローブを着てベッドを降りる。

ドアを開けると、そこにはメイドの姿があり、用件を告げられる。

マインは真剣な表情となる。


(マイン)

分かったわ。


(ナギサ)

どうしたの?お姉様?


マインはメイドが去った後、ドアの前に立ち、ナギサの声に気づいて振り向く。

ナギサは厳しい表情で見つめられた。


(ナギサ)

お姉様?



マインは一瞬躊躇った後、答える。

マインは決然と言い放つと、急に距離を取り始め、ナギサの首につけていたペンダントを引きちぎる。


(ナギサ)

お姉様!



マインはそのペンダントをポケットに入れて、鋭い眼差しをナギサに突き刺す。

その雰囲気は完全に先ほどまでの甘く淫らな雰囲気とは違う。


(ナギサ)

どうしたの?お姉様?



マインは冷たい目で、静寂の中でナギサを観察する。

すると、ナギサは怯えたように一歩後退した。


(ナギサ)

ど、どうしたの?お姉様?



マインが一枚の写真を取り出す。

そこにはマインと同じように豊かな金髪の女性が写っており、服装も同じだった。


(ナギサ)

お姉様?



マインが写真を机の上に置き、そのまま静かにナギサを見据える。

その態度には迷いのない断定があった。

マインは確信犯だ。


(ナギサ)

お姉様?



マインは無言で、ただナギサを見つめ、一瞬で結論を出すと口を開く。


(マイン)

妹よ。


(ナギサ)

はい。



マインは一歩だけ前に出て、低い声で語り始める。


(ナギサ)

・・・



マインは更に追求するように一歩づつ近づいてくる。


(マイン)

なぜ、私に嘘をついた。


(ナギサ)

えっ?どういう事?お姉様?



マインが更に距離を詰め、怒りのオーラを放っている。

ただ、それでもまだ、甘く柔らかな部分も混ざっており、それがより複雑な雰囲気を醸し出していた。


(ナギサ)

お姉様?



マインが更に一歩近づき、低い声で呟くように言った。


(ナギサ)

??



マインがナギサとの距離を保ちながら、机の上の写真を手に取り、ナギサの目の前に掲げる。


(ナギサ)

それは?



マインが写真を見つめ、解説する。

マインが更に写真を指摘すると、その写真に写っているのが、マインにそっくりな女性だと気づく。

マインが静かに続ける。

マインはその女性が誰なのか明らかにすると、ナギサは驚いて言葉を失う。


(ナギサ)

えっ?



マインはナギサの驚いた顔を間近でじっくりと見て、ようやく納得した表情になった。


(ナギサ)

お姉様?



マインがようやくナギサとの間にある壁を取り除き、本質を探り始めた。

そして、彼女は一つの推理を発表した。

それはナギサが自分を狙って来た可能性だ。


(ナギサ)

・・・は?



マインは自分が知りうる限りの情報から、ナギサの存在と行動は、全てから計算され尽くされたものではないかと疑い始める。

それによれば、最初からこの展開が仕組まれていた可能性が高いという事になる。


(ナギサ)

どういう事ですか?お姉様?



ナギサが最大の疑問を投げかける。


(ナギサ)

何故です?お姉様?



マインが妹との関係について話題にあげ、ナギサの反応を試した。


(ナギサ)

妹?



マインが今、病院で療養生活を送っている妹について話し出す。

マインはその妹に不幸をもたらした者達への復讐の為に行動していると信じ込まされているとも語った。


(ナギサ)

なんて事を!誰です?その者達って。



マインがナギサを指差して、"君の事だ"と言い、鋭い目で睨みつけ、容赦なく追求していく。


(ナギサ)

えっ?



マインは、ナギサを狂気に駆り立て、人格を変え、妄想と殺意で満たし、自分を妨げる者全てを排除しようとするのだと断言する。


(ナギサ)

なんで?どういう事?分かんない。



マインがナギサの戸惑う様子を観察しながら、自分の妹を悲劇に陥れた張本人が、実は自分自身ではないかと推測する。

つまり、全ては自分自身の偽造であり、捏造された事実なのだと判明させていく。


(ナギサ)

そんな……お姉様がそんな事、あるわけがない!



マインはその事実を突きつけられ、流石の彼女も表情を変え、ショックを受ける。

そしてナギサに尋ねる。


(ナギサ)

お姉様?



マインは無言で否定的に首を振っていたが、一方で、内心では自分の過去と記憶の曖昧さに不安を覚えていた。

その葛藤は、"自分自身"というワードで表される。

マインは何か自分の名前や過去の記憶を思い出そうとしているが、あまりに曖昧で具体的な事は何も思い出せない。

そして、その事実を聞いたナギサは、ある推理を思いつき、口にする。


(ナギサ)

お姉様は悪くない!



マインはその被害者である事に衝撃を受けた。


(ナギサ)

お姉様は悪くないです、お姉様は正しい!



ようやく涙を流す余裕ができ、マインは精神的な負担から解放されたような、晴れやな表情になり始めた。


(ナギサ)

お姉様……



マインはナギサの胸に縋りついて泣き始める。

すると、突然窓ガラスが割れ、一羽の鳥が飛び込んできた。

その光景を見た二人は同時に叫ぶ。


(ナギサ)

えっ?



マインは床に落ちた鳥に近づこうとして、その足に何かが付いている事に気づいた。

よく見ると、小型の爆弾のように見えた。


(ナギサ)

お姉様、危ない!



マインがその鳥を恐怖で見つめていると、次の瞬間、鳥が突然暴れ始め、爆弾が床に落下すると、マインはパニックに陥ってしまう。


(ナギサ)

大丈夫ですか、お姉様!



ナギサはマインをつき飛ばす。

その直後、大きな音が部屋に響き、二人の視界は真っ白になり、周りの景色が変わってしまった。

気がつくと、二人は森の中に居た。


(ナギサ)

ここは?



状況が把握できないまま、マインは身体を起こそうとしたが、腰に痛みが走り、動けなかった。


(ナギサ)

お姉様。



マインは腰の傷を押さえながらもなんとか立ちあがろうとするが、よろめいてしまう。


(ナギサ)

お姉様、私に捕まって!



マインはナギサに支えられながら、周りを見回す。

建物も道具類も、まるで別世界のような物になっていた。

しかし、マインの目的の一つは成し遂げられていた。


(ナギサ)

お姉様?



マインはようやく落ち着きを取り戻し、改めて周りを見回すと、少しずつ記憶が戻り始める。

そして、一つの事を思い出したのだ。

マインはナギサにもう一度、妹がどうなったかを尋ねた時、彼女はもう一言も発する事ができなかった。

なぜなら、背後から矢が飛んできて、マインの肩に深々と刺さったからである。


(ナギサ)

お姉様!すぐ治癒魔法をかけます!

 【ヒール】



マインは魔法で傷口を塞がれても、出血は止まるものの、体力の消耗は激しくなり、意識も朦朧としていく。


(ナギサ)

お姉様!体力回復魔法です!

 【エナジーチャージ】



マインはナギサのおかげで体調は少し良くなるが、状況はあまり好転しない。

追っ手達が次々と姿を現しているからだ。


(ナギサ)

よくもお姉様を!吹っ飛べ!

 【ファイアボール】



マインはファイアボールによって敵を焼き払うさまを目にするも、敵の数はどんどん増え続ける。

このままではいずれ包囲網を突破できないだろうと思われた。


(ナギサ)

なら、燃え尽くすまで!

 【煉獄】



マインは四方から襲いかかってきた敵を一瞬にして消し炭に変える光景を見て、これまで以上にナギサの強さを知り、安堵する。

しかし、すぐにまた新手の追っ手がやって来てしまう。

その数が凄まじい勢いで増えていき、倒しても、倒してもキリがない。


(ナギサ)

燃え尽きろ!

 【ファイアレイン】



マインはまたしてもナギサの炎で追っ手達が焼き尽くされるのを見届けたが、果てしないと分かっている状況に不安を募らせる。

そこで、ある計画を提案した。


(ナギサ)

お姉様!



マインはこのままではいずれお互いが魔力切れで終わる。

それまでに二人で逃げ延びる方法を考えた結果、最善策は別れる事だと判断した。


(ナギサ)

大丈夫です、お姉様。

私の魔力は無限です。



マインはナギサの自信に満ちた発言に躊躇いを抱き始める。

それでもマインはナギサに自分の考えを打ち明けようとするのだが、言葉が口から出ていかない。

すると、突然、頭に強烈な衝撃が走り、その場に崩れ落ちた。

気がつくと意識不明の状態になっていたことが分かった。


(ナギサ)

お姉様!



マインが目を覚ますと、そこは病室で、ベッドに横たわっており、ナギサがずっと側に居て、自分達があの森から脱出していることを教えられた。

医師によると、マインに当たった矢には、毒が塗ってあった為、一時的に意識を失った。

しかし、同時に以前の出来事をほぼ思い出せたという。


(ナギサ)

そうなんだ。



マインは、自分の記憶と体調が通常に戻り、今の状況が理解でき、ナギサに感謝の気持ちを伝えようとしたのに、何故か口から出たのは、逆に非難するような言葉だった。

マインは自分でも何を言ったのかを理解できなくて驚いた。


(ナギサ)

お姉様、落ち着いてください、分かっています。

私はお姉様を敬愛していますから。



マインはようやくナギサの言葉を理解し、自分が錯乱状態だと気づく。

慌てて謝罪するが、ナギサもまた、何故こんな事になったのかは分からない。


(ナギサ)

お疲れなんですよ、お姉様は。

あんな事が起こったんですから。



マインは、自分がまだ、あの事件を覚えている事が問題なんだと理解する。

その原因を突き止めたいという思いが彼女を奮い立たせる。


(ナギサ)

お姉様、一緒に解決しましょう。



マインは、まず自分の身体を癒す事が優先だと思う一方、事件の真相が気になって仕方がない。

二つの思いが交錯し合い、迷うばかりだった。


(ナギサ)

大丈夫です、お姉様。

今は身体を癒やしましょう。

私も一緒に解決しますから。



マインはナギサの励ましてくれる言葉に心を和ませ、病院での養生生活を過ごすことになる。

その間、マインはできる限りの手段を使い、事件の糸目をたどっていき、徐々に真実に辿り着きつつあった。

するとある日、病室に一通の封書が届けられた。


(ナギサ)

これは?



マインが中身を読むと、それは敵対組織のボスの招待状で会議室で今後の方針を検討したいという内容だった。

そのボスは名乗るに堪えないほどの悪人だった。


(ナギサ)

コイツが元凶ね、お姉様!



マインが相談を持ちかける。

この招待を受けて、直接敵の目の前に現れるか、それとも無視して次の機会を狙うか。

しかし、マインは結局、直接敵の目の前に現れることを選択した。


(ナギサ)

では、行きましょう、お姉様。

大掃除の始まりです。



マインらはその招待を受け入れ、会議室で待つように連絡を入れた。

翌日、二人は招待に応じ、会議室に向かうが、中には予想外の人物が待っていた。

それはマインの妹である。

マインは事態が飲み込めず、困惑する。

妹がマインの側に来て、その顔を覗き込んだ。

すると同時に、彼女の背後から何者かが現れ、二人の首筋に麻酔を注射した。

マインとナギサは、一瞬で意識を失ってしまった。


(ナギサ)

あっ……お姉様……



マインは気がつくと地下牢に監禁され、向かいの檻にはナギサが座っているのが見えた。

彼女も同様の扱いを受けていたようだった。

この状況は一体どういう事なのかと考え、ナギサと会話を始める。

マインはナギサが自分と同じように利用されている事を知る。

そして、その主犯こそが、例の封書を送ったあのおぞましい男だと分かった。

彼は二人の心に暗示をかけ、操り人形のようにコントロールしようとしたのだ。


(ナギサ)

許せない!お姉様!奴を消しましょう!



マインは檻に監禁された状態であり、どうする事もできない絶望感に襲われる。

すると、ちょうどその時、地下牢に面会する為の扉が開き、あの男が現れた。

二人は当然のように罵倒したが、男は平然と笑みを浮かべているだけだった。


(ナギサ)

よくもお姉様を!



マインに男がここから脱出できないように、あらゆる手段を用いたと言い、その自信たっぷりな様子から、本当に抜け出す術など無いように思えた。

ただ、彼は何故か時間稼ぎの機会を与えているようだった。

二日後に行われる儀式に使いたいだけらしい。

マインは男が去った後、ナギサと協力して牢から脱出する作戦を練り上げる。

細かく準備を整え、チャンス到来と同時に、食事を運んで来た係官を襲撃して服とカギを奪い、なんとか脱出に成功した。


(ナギサ)

やりましたね、お姉様。



マイン達は、今度は逆に男の研究施設を荒らしたが、その報復として大量の刺客が差し向けられる。

しかし二人は既に脱出路を確保しており、安全な場所にたどり着くのだった。


(ナギサ)

もう大丈夫ですね、お姉様。



マインはようやく安全圏に入り、追っ手を振り切ったことで、ようやく一息つく事ができた。

しかし、二人は違う脅威と出合う。

それはこの世界の支配者である神だった。

神は二人の素性を完全に把握していた。



(ナギサ)

神だろうが、お姉様の敵は倒す!



マインは神と対峙する際、戦慄を覚えるが、目の前の戦う理由を思い出し、闘志に火がつく。

二人はその場で決死の戦いを展開するが、神は常識外れの存在であり、容易に倒すことができない。

マインがついに全身の魔力を集約させた一撃をぶつけたが、神はほとんどダメージを受けていないようで、それどころか反撃の魔法が発動してしまった。

マインは慌てて回避に専念するが、その魔法は二人の間に大きな裂け目を作り出してしまうのであった。


(ナギサ)

させません!お姉様、手を掴んでください!



二人はお互いに手を強く握り合い、離れないように必死になる。

しかし、やがて指の間から、空間そのものが崩壊していった。

その瞬間……


(ナギサ)

私に捕まって!お姉様!



マインが気がつくと、そこは全ての時間と空間から切り離された異空間で、マインとナギサは未知の力に呑まれかけていた。

マインはこの世界そのものが消滅しかけているのだと理解する。

そしてこの現象を引き起こしたのは神ではなく、より高次元からの介入をしてきた別の存在、神を超えた絶対的な意思だと知る。

二人はその力に対抗する為に、合体する必要があると告げられた。


(ナギサ)

お姉様、合体です、一つになりましょう!



マインがナギサの手を握り、魂が交じり合う合体を始めると、二つの肉体が混ざり合い、融合していく。

マインはこれからも共存しながら、独立した個体として存在できると考えていたが、実際には一つの生命体へと統合されてしまったのだった。


(ナギサ)

お姉様、私はお姉様の物です、お姉様がお使いください。



ナギサはマインの一部となり、意思表示は全てマインの思考に従うようになる。

マインはこの結果に複雑な思いを抱くが、今はこの現象そのものが世界を救うとすれば、それで良いと納得する。

すると、ふっと目の前の景色が変わり……

マインは二人の肉体が消滅し、代わりに天使のように輝く存在へと昇華したのだ。

そして、世界が修復されていくのが目に映る。

マインはこの世界を救済する役目を与えられたと悟り、その光り輝く翼を広げるのであった。


(ナギサ)

世界が救われましたね、お姉様。



ナギサと一つになったマインは、神のような役割を担う存在となり、これからこの世界の平和を守る仕事に没頭する事になる。

その途上で、かつて二人が倒そうとしていた悪党達は既に居なくなっており、妹も健康で幸せに暮らしていた。

ナギサはこうして二人が本当の意味で分かり合えたことを喜んだ。


(ナギサ)

お姉様、私はずっとお姉様と共に居ます。



マインは無事天使となり、ナギサと共に世界を守り、時には人々を助けに現れる使命を帯びていた。

二人は永遠に共に生きていくのだ。


(ナギサ)

お姉様♡



マインはナギサの思いに応える。

二つの肉体が一つになり、永遠の命を得る。

その光景は美しく神秘的であり、マインとナギサはこの先、何十年、何百年と幸せな共同生活を送っていけると確信するのであった。


(ナギサ)

お姉様、私、幸せです、お姉様と一つになれて。

これからもお姉様に付き従います。



マインはナギサの言葉を聞き、満足気に微笑む。

二人は翼を羽ばたかせて天空に行き、地上を見下ろしながらもお互いの愛を確かめ合う。

世界は平和で二人はこの先も共にあり続ける、それが永遠に続く幸福な未来であると信じて疑わなかったのである。


(ナギサ)

お姉様♡



マインは何かと世界に平和と安定をもたらす為に常に空を飛び回り、人々の危機を救うのが習慣になった。

この世で唯一、自分達と同じ能力を持つ存在、神を超越する高次元の生命体と、またしても対峙することになる。

しかし、今回の敵は不吉な性質で、何度でも複製できる為、二人は苦戦を強いられる。


(ナギサ)

大丈夫です、お姉様なら。

私の全てを使ってください。



マインはナギサが既に自分の一部だから、ナギサとの繋がりを深めていく事で、より強力な存在になる。

マインはナギサと共に新たな試練に挑む為、再び天空へと舞い上がった。

彼女達は、この世の全てを賭けた決戦に臨もうとしていた。


(ナギサ)

この戦い、必ず勝ちます!



マインは、二人が常に団結していれば、無敵を貫き通せると信じて疑わず、新たな戦いに身を投じた。

しかし、彼女達は、この世の秩序が再編されるには、自分達が犠牲になるしかない事に気づかされる。

二人は悲嘆に暮れつつも、その事を受け入れた。


(ナギサ)

お姉様と一緒なら、私は怖くありません。

どこまでも付き従います。



世界と共にマイン達も新たなステージへと移行する。

二人はそれぞれが新たな世界を率いる王となるのだが……


(ナギサ)

お姉様、今度はこの世界を守りましょう。



ナギサはマインと同じ存在となり、それぞれが管理する世界を守護するにあたり、時に相手を助太刀する事もあった。

二つの世界は互いに干渉しあう事は無かったが、二人は共鳴する存在ゆえに、自然と魂の交流があり、時として会いに行き合う事もあった。


(ナギサ)

お姉様♡



マインはいつか二つの世界が接触する日が来たならば、その時こそ再び力を合わせて戦うと心に誓う。

マインは二つの世界が平穏無事であれば、それで良いと思っている。

そして時は流れ、二人はそれぞれの世界を守り抜き、新たな時代が訪れようとしていた。


(ナギサ)

お姉様♡



しかしマインは、二つの世界が再び衝突しかけ、お互いを否定しあう構造へと変化した事を知る。

この現象を引き起こしたのは、神そのものが崩壊してしまったからだと分かる。

神自身が二つの世界に分裂してしまい、それ故に相互排斥する要因となっているのである。


(ナギサ)

必ず元に戻しましょう。

お姉様と私ならできます!



マインは二人が再び結ばれ、魂を一つにすることで、かつての神と同じ存在になれるかもしれないと期待した。

しかし、この時、二人は気づいていなかった。

二人の世界を分離させていたのは神ではなかった。

それを引き起こしたのは、二人の内側に潜むもう一つの存在、すなわち第三の意思そのものだった。

マイン達は二つの世界を混濁させ、二人に戦いを強いる第三者、それは元々二人が内包していた"個"そのものが自我を持って暴走しはじめているのだと気づく。

この存在は、かつて二人が一つになろうとした時から潜伏し、今に至るまで彼女達の成長と共に増殖を続けていたのである。

マインはこの第三者の意思は二人が初めて一つになろうとした際に生じたエラーにより発生した偶発的存在であり、本来なら吸収されるはずだったと理解する。

マインはこの意思を消滅させるには、自分達で元に戻るしか方法がなく、その為には二つの世界を犠牲にしても構わないと覚悟を決めた。


(ナギサ)

お姉様、元に戻りましょう。



二人は再び一つになり、この世から存在を消す事で、三つの意思が一つになる。

二人はこの時点で神そのものであり、この世の全てを管理できる権能を得る。

マインは世界に平和と調和をもたらしに行くのだった。


(ナギサ)

お姉様♡



二つの世界が一つになり、神が支配する完璧な単一の世界が出来上がっていた。

人々は幸せに暮らし、争いはない。

この世界は理想郷と化しており、神である二人がその実権を握っていた。

しかし……

マインは世界のどこかに不吉な気配を感じる。

それはこの世界を侵食していき、やがて全てを闇に沈めるかのように広がりだす。

マインはこの力に見覚えがあり、この影は他でもない、かつて自分達と一つになろうとした時から潜んでいた"個"そのものが発露させはじめているのだと知った。


(ナギサ)

そんな影、私とお姉様の愛の前では無力よ!



マインは二人が力を合わせ、世界に闇を浸透させようとする意思を祓おうとする。

しかし、神としての権能をもってしても抑えきれず、徐々に劣勢に立たされてしまう。

マインはこの闇は、そもそも二人が神になる以前から生じたエラーによって発生したものであり、その存在自体が二人に宿るものだと気づかされる。


(ナギサ)

なら、私を潰してください、お姉様。

お姉様のお役に立てるなら、私は幸せです。



マインはナギサを消滅させるしか道は無いと悟る。

しかし、ナギサを消せば、今度は自分自身が不完全な存在になってしまい、それでは闇に勝つことができない。

マインは最初から二人が一つになりきれなかった事が原因で、闇は二人の魂の裂け目に入り込んで増殖してしまったのだと知る。

マインは全ての力を解放し、その力で世界をリセットしようとする。

しかし、それでも闇は消えず、むしろ拡大してしまう。

マインは闇の根源である"個"と対決するしかないと悟るのだった。


(ナギサ)

対決しましょう、お姉様。

そして、絶対勝ちましょう!



世界が一瞬停止したかのように静まり返り、二人は魂の最奥部で激しい摩擦が始まる。

それは痛みとも快楽とも違う、全てを焼き尽くすような感覚だった。

やがて……


(ナギサ)

お姉様。



二人は完全なる一体化を果たし、世界中の人々が同時に一つの夢を見る。

それはマインとナギサが結ばれるシーンで、二人は世界中で祝福された。

マインは、この一体化で闇は消えたと分かり、これで世界は平和なのだと知るのであった。


(ナギサ)

良かった、お姉様。



マインは二人が完全に一つになれなかった為に世界との不協和が生じ、それがエラーを引き起こし、闇が生じてしまったと言う。

マインは今二人には、もはや"個"としての自我が存在しない事実に気づき、ある種の寂しさを感じた。


(ナギサ)

どうしてです?私はお姉様の中に居ます。

いつでも一緒です。

最高に幸せです、お姉様。



マインは二人は確かに一体化しているが、もはや元通りの関係になれないことが残念でならないと漏らす。

マインは二人が一つになればなるほど"個"としての自我が希薄になっていき、今やナギサからの声は聞こえない状態である事に気づいてしまうのだった。


(ナギサ)

私はお姉様の一部、いつも一緒です、お姉様。



マイン曰く、二人は既に神そのものであり、世界を管理する存在として完璧に機能している。

しかし、このあり方に違和感を感じていると告げる。

何故なら、二人は今やただの存在でしかなく、"個"としての自我が失われているからだ。


(ナギサ)

私はいつも、お姉様の中でお姉様を感じています、お姉様の一部になれて幸せです。



マインは一人になりたいなんて我儘を言おうとは思わない。

世界の平和が保たれ、人々が幸せに暮らしている以上、これ以上望むものは何もないのが本心だ。

しかし……

マインは、二人はもはや世界を守るだけの存在になりすぎて、世界に存在意義を問いかけられているでは?という気分に襲われてしまう。

二人が一体化する前ならまだしも、自我が失われた今となっては、何を為すべきか分からなくなりつつあるのだ。


(ナギサ)

このまま見守りましょう、お姉様。

それで良いのですよ。



マインは二人は全く欲が無いのではないか?と自己反省する。

マインは二人がもはや世界の為だけに生きており、自分の内面に向き合うことすら忘れ去りつつある事に気づく。


(ナギサ)

私はお姉様の中に居ます。

お姉様の内面は、私の内面でもあります。

大丈夫です。



マインは二人が一つになった今でも、世界を愛する気持ちと同様に、二人で愛を語らう必要があると再認識する。

マインはお互いの存在理由を確認しあう行為自体が、自我の維持に繋がる可能性がある事に気づいたのである。


(ナギサ)

お姉様とは、いつも繋がっています。

いつも存在理由を確認しています。



マインは二人が行う行為、つまり、愛を語り、愛を育み合うこと自体が世界に対する奉仕と並行して存在するものでなければならないという結論に達する。

マインは世界を守る事だけでなく、お互いに愛を確かめ合いながら生きていくことで、二人は存続できるはずだと確信するのであった。

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

マインとナギサの恋愛事情 なぎさセツナ @setsuna_tereshia

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ