【恋愛】スマホが無い方が、人は近しいのかもしれない
- ★★★ Excellent!!!
あらすじ欄にて、第三章までの内容がわかりやすくまとまっておりますので、割愛します。
作中の年代は、昭和の終わりから平成初期。
ガラケーと固定&公衆電話が真っ盛りです。
人から人への伝言とか⋯⋯良いですよね(←)
とにかく作者様の、丁寧で繊細な青春時代の描写に魅せられました。中高と跨ぐキャラ視点別のストーリーが秀悦です。
義務教育と、その他の危うい環境に立たさせる子どもの、学校・家庭・地域──3つのストレスが複雑に絡みあっています。
甘いの一言でつけられない、ここだけにある尊い恋愛劇です。
終始、目が離せない。
そんな展開と文体で、読む手が止まりません。
誰しもある、もしくは憧れた黄金時代。
その光を、取りこぼさず共に歩んでくださるような文体に、安心して身を任せながら読了できました。
WEB小説でスマホで拝読しているのに、デジタルデトックスできるような余韻に浸れたのははじめてです。
是非、ご一読を❀