カクヨム短歌賞1首部門 応募作品

@iop0

第1話

ことばって鏡だなんて言うけどもにしては少し大きすぎるの


昔話、へばりついてる君の右下だから左上僕の定位置


目の前の窓に集う友見えてかえり見すれば烏合の阿呆


ワカメでも君に比べりゃ水流に逆らいながら根を張るんだし


満たされて、愛を知れども満ち足りず欲す間隙充たす流体


曇夜みたいで、粘性を帯びて、ザラザラで、

隠れた満月みたいな、君と色違いの体育祭


君と紡いだ幾億字次の章へは2文字だけのエンドマークで

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