私の店長は世界最強の冒険者ですが文句ある子いる?

@kaminetu

第1話

店長 今日もダンジョン配信手伝ってくれないかな?」

 

 数十年前。突如として世界に出現した魔物。それを討伐するためにできた組織はギルドである。ギルドは何個か存在している。その中で一番大きいのが横浜にある、横山ブリティッシュだ。

 

 ギルドに入り配信することでそれを見ている人たちがお金を落としていく。もちろん可愛さや強さなど魅了するスタイルは人それぞれだ。

 

  うちのバイト店員「可愛イイナ」はなんかアイドルをしている。勘違いしないで欲しいが俺は店長ではない。俺の親父が店長なのだが料理を作っているのは俺だからか。イマイチ親父の事を店長ではなく親分と言う。

 

 とはいえ、まだまだ可愛は駆け出しのアルバイトちゃんだ。もちろん、店長って言われて嬉しい可愛いアルバイトちゃんをほっておく事はできない。それに年齢は実は俺より年上である内緒なのだが。

 

「今日もかよ。ちょうど黒龍のお肉をもらおうと思っていたついでだ。それまでは自由に行動してな」

「ほんと!? ありがとう店長大好き!」

「無邪気に微笑むな。こう見えてもアイドルなんだからちょっとは気をつけろよ」

 

 

 可愛が笑顔とともに胸を強調させて抱きついて来る。これが大人の色気か?ちっちゃい胸の妹にこの大きな胸を宿りますようにと願っている。

 

 俺はシスコンではない。なぜなら胸が小さい妹かつ、反抗期なため魅力がさほど感じない。

 

「店長行くってなったらささっと行くわよ」

「たっく、まだ親父に許可もらっていないんだから」

「行ってきなさい。何?黒龍だったかあのお肉をお客さんに出したいんだ行ってきなさい」

「それじゃあ、店長出発」

 

 可愛に引っ張られて強引に向かわされた。なんだか怪しい場所を潜り抜けて色んなビルを入ったり出たりしている。ダンジョン討伐は危ないため、専門的なスタッフしか入れないのだ。

 

 まぁ俺は全部の段階をクリアしている。ため可愛を連れてすんなりと中に入れた。

 

「じゃあ俺はもっと奥に行くからじゃあな」

「ええええ、一緒に可愛も行きたい!!」

 

 ギュッとおれのてを引っ張って俺を強引に可愛のダンジョンに連れて行く。そこには黒龍がいないため行っても意味ないのだが。うーんと悩む。やっぱ黒龍行こうと決めた俺は可愛を置いてもっと奥にある黒龍のダンジョンに入っていた。

 

 俺はガラガラと黒龍のダンジョンに入ると黒龍の銅像が四つある。銅像を壊すと落とし穴が起動してパパッと黒龍のいるすまで落とされる。大体3000kmくらいの穴で深い。

 

まぁ俺はあらゆるスキルでノーダメージなのだがえっとなんで可愛がついて来るのか。

 

「てんちょうたすけてぇっぇぇぇ」

 

 余裕なさそうに落ちて行く彼女を助けるためにあらゆるスキルを組み合わせる必要がある。黒龍を瞬殺できる剣豪スキルなどで無事可愛を下に下ろせたのはいいが。

 

 俺のスキルを使うステータスはなく身体能力だけで黒龍に勝たないといけない。

 

「グルワォーん」

 

 これは黒龍の必殺技聴覚を使い物にならないようにする。これは、ソロで戦ってきた俺には必要ないがコミニケーション取り合う必要がある今の状況ではピンチである。

 

 黒龍はクルクルと回りながら攻撃して来るが剣で弾き返した。反対の剣で攻撃しようとすると。可愛はセクシービームを放ち色気ムンムンの攻撃で仕掛けるも全く効果なし。

 

「店長私の色気が効かないとかやばいんですけど」

 

 って口調から読み取った。その黒龍から目を離した瞬間見事適当に剣で攻撃した先が弱点である尻尾を斬り黒龍は自然と消滅した。

 

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