第8話 最悪な日 昼1
今日の昼ご飯は、お
たくさん食べなよ、と笑うお
ご飯を食べ終え、そろそろ仕事に行かないといけないんだけど、お母さんに、今日はどこにも、でかけずに、
そういうわけには、いかないもんね。
そっと私はお母さんを見る。お母さんは、
今だ。
私はその
「よし、
この前は、お客様に”お手伝いして
私は思い出しながらメイド服に
オープンになると、さっそく、
「こんにちは、
「お姉さん。こんにちは、お席は……カウンターで」
「まぁ。気が
だって、お姉さんたち、AI兄さん
あっ。でも、ちゃんと私の入れた紅茶も、
私は兄さんが、よく見える席へと、案内する。
「
「お手伝い、
実は私のことは、
それで夏休み限定で、お店を手伝っている。そう、椿君は
私はあとで食べようと思って、スカートのポケットにしまった。
へへへ。もらっちゃった。あ。やば、椿君と目が合った。
私にしか気づかないほど、
別にいいじゃん。
私は、お客様を席に案内すると、
入れかわりで椿君が、お冷やと、おしぼりを
その間に、私はお湯を沸かす。
これぞ、
なかなか、
「今日はサクランボの紅茶を2つ。アイスで」
「スパークリングにも、出来ますよ」
お姉さんたちが注文すると、椿君が、今日は暑いからか、スパークリングをすすめた。
「わぁ。
私はさっそく紅茶を作る。
スパークリングは紅茶を割るので、ポットのなかの茶葉は、
しっかり蒸らした、
グラスのなかは、しゅわしゅわと
私はお
「今日の
なにそれ!
また、聞いたこともない、お菓子の名前に、私の
お客様を、じっと見てるのは良くないけど、気になって、キラキラした目で、
なんだろう、白くて飴玉のような、お
ぶ、ぶ、ぶ。ぶるーが寝る。(ブールドネージュ)だったっけ。
変な名前。ブルーって入ってるのに、青くない。なんでだろう。
でも、風呂、ランタン(フロランタン)が
お客様は、白くて、まん丸い
どっちも
ふふ。なんだか嬉しくなっちゃう。
私が喜んでいると、カランと
うわぁ。これは忙しくなりそう。
お客は、次から次へと入ってきて、今日は、いつもより、暑いせいか人が多かった。
私は、走り回りながら、
そんなときに、新しいお客様が
「ぎゃははは。そいつバカじゃん」
「でしょう。だからさ、その女に言ってやったの、自分が
うわ。とても
お店でくつろいでいる、お客様も
高校生かな。原付バイクに
「やば、外マジで
私と椿君を見るなり、お客様は
「え、本当だ。うわ、子供なのに
「あんた、
「知るわけないじゃん。それより
私は、あまりにも、
「ごめんなさい、えっとこちらに」
いかん。
気持ちを入れかえて、私が
私は、ほっとする。だって
「あれ、さっきの子は?」
「他に仕事がありますので、私が案内します」
「へぇ。君も小学生だよね。かっわいい」
けらけらと、
嫌だな。このお客さんも、早く帰ってくれないかな。私は口を閉ざして、その姿を見つめた。
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