第7話 最悪な日 朝
あれから三日が
私の
というか
私は、お
仕事に行くギリギリまで、だらだらしたいじゃん。
お父さんが朝に起きるときに、あと五分だけって言うのがわかる。
「
「はーい」
もうちょっと、だらけようと思っていたけど、弟を抱いた母に言われて、よっこいしょっと、立ち上がった。
ぞうりを
たったこれだけでも汗がでてくる。
きっと今日も暑くなる。
私は、お
仕事が始まる前に、もうひと眠りしよっと。
お
「お
と母に言われ、
この、お
こんなことして、
シビアに私は考える。
私の
「今日は、イトコたちも来るんだから、ふらふらしてないで、勉強しなさいよ。あんた宿題やってるの?」
うるさいな。普段は
私、もう働いてるんだから。
イライラしながらも、私は答えなかった。
「ところで、お昼ご飯を食べると、どこに行ってるの」
私はギクリとした。
ガーデンローズだよ。とは言えず
「みっちゃん、ところ」
ご近所の同じ年の
「毎日、お
ヤバイ。これ以上、聞かれたらバレちゃうよ。
私は目を泳がせた。
どうやって
「ふえええええ」
おお、
顔を真っ赤にして
「
さっきまで私のことを
お母さんは大きなトートバックから、おしめをだすと、
やっぱり、可愛くない。
弟って、もっと可愛いと思ってた。
私は、フンっと
しばらくすると、ガヤガヤと玄関が
「おばちゃん。赤ちゃん見せて」
「おお。ちっさ」
「すっげー。こっち見てくる」
「名前、なんて言うの」
どうやらみんなで、
「かわいいよな。俺の弟と
「なんだよ、兄ちゃん」
あはははっと笑い合う声に、私のムカムカが、
ペンギンのクッションは
「ゲームしようぜ」
イトコの誰かが、そう言ったのが私の耳に入る。すぐに、おお。とか、これな。とかゲームの話題に
ウソでしょう。このゲームの内容って、今、
(私も、やりたい……)
「そう言えば、
イトコのひとりが、私の名前を呼んだ。ちょっと嬉しくなる。それなのに
「やめろよ。女は
その言葉に頭にきた。
バッカじゃないの。私はハムスターの
たかが、ゲームで男のロマンも、ないじゃんか。
もっと小さい頃は、
(だから男の子って
「ははは、
「ぶはははは。なんの意味もねぇ」
バッカじゃないの。
私は、もう一度、近くにあったペンギンの
はぁはぁっと
でも、同じ男の子でも、椿君とイトコは、なにか違う気がする。たぶん同じ年頃ぐらいだよね。
なのにどうして、椿君はあんなに落ち着いてるんだろう。
と、そこにまたしても、
「うるさい」
と言って、手で両耳を
イトコや
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