第4話 取引②

取引②

「この部屋だ」


「意外と部屋は綺麗ですね」


「来客用に整えてあるからな」


そう受け答えしながらソファーに腰を下ろした。


「本当はお茶を用意してやりたいんだが水しかなくてなすまないがこれで我慢してくれ」


「いえいえ、問題ないですよ」


「……本題に入る、その武器をいくらで譲ってもらえるか?」


うーん、普通は物々交換をするんだろうけどかなり物資は揃ってるからな……


「ものによるとしか言えないですね」


「すまない、聞き方が悪かった。拳銃を一丁どのくらいで売ってもらえるか?」


「弾薬別で。20万ですね」


「……金?もうこんな世界じゃ使えねぇぞ?」


「そういう異能があるとでも思っておいてください」


「……はぁ、わかった。二丁買わせてもらう」


よかったぁ!乗り切れた!初めて武器を売れた!


「お買い上げありがとうございます。サービスとしてマガジンふたつをつけましょう」


「それはありがたい。マガジン追加で8個と弾を400発ほど買えるか?」


「問題ありません。お買い上げありがとうございます」


よしッ!!儲けもかなり出たしいいぞ!


「今回はこのくらいにしておく」


「はい、またのお買い上げをお待ちしております」


よしっ、継続購入してくれるぞ!


「はぁ、この国に武器商人なんていないと思っていたんだがなぁ……」


「ふふふ、世界が変わってしまったからじゃないですか?」


「本当に変わってしまったんだな……」


取引相手の男は点を仰ぎながら呟いた。


「まぁ、これからもよろしく頼む」


「はい、私は金さえ払えばどのようなことでも」


武器商人のロールプレイ楽しいなぁ!


「そうか、今度はライフル等を買わせてもらう」


「了解です。1週間で用意しておくので歓迎してくださいね?」


「分かった。次は1週間後か……」


そう言って取引を終え私は帰路についた。

これから私は沢山の武器を売り捌いて行くのだろう。

まぁ、そんな生活もありかなと思っている私もいる。

武器商人としてこれからも生きて行くことを誓いまた歩き始めた。



――――――――――――――――――――――――

完結ッ!だと思う。


今回は、執筆練習兼短編を書いてみようと思ったので書きました。この話が少しでも面白いと思っていただけたら幸いです。

これからも色々書いていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

以上雪鳥大福でした。



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仮題『ゾンビだらけの世界の武器商人』 雪鳥大福(初心者:勉強中) @upa_NEO

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