第3話 取引①
「ふふふ」
やあやあ皆さん武器商人としての1歩を踏み出すことに成功した夜咲 美穂だ。
いま私は、黒いローブを着て街の中を高速で移動している。
狩人の身体能力向上がこんなに高いとは思ってなかったけどとても便利だね。
何故こんなことをしているかと言うと、ゾンビ狩り兼生存者のコミュニティ探しが目的だ。
ゾンビを倒すと煙になって消えてしまい紫の石が残っているがその残っている石の価値がかなり高いようなんだ。
それとコミュニティ探しは武器の売り込みなどをするために探している。
「それにしても、見つからないなぁ……」
Pleiadesを片手に持って呟く、街中を走ったけど立てこもっている人も見つからないし、1箇所に居そうなんだけど……
「うーん……」
のんびり探しますか……
――――――――――――――――――――――――
数日後、コミュニティらしきものを見つけた。
少し遠くにある小学校で明かりを見た気がした。
昨日は夜遅かったためそのまま家に帰ったが今日は接触して武器を売りつけてやろう。
学校まで走ってだいたい15分くらいなので予想以上にすぐに着いた。
学校の校門は閉まっているみたいだが校門を登り昇降口の前にきて
「すみません!!流れの武器商人なんですけど!!武器の販売をしております!!良ければ見て言ってください!!」
と叫んだ。
叫んだ直後、昇降口の奥からバットや竹刀を持った男たちが来た。
そのうちの1人が前に出て、
「すまないが、あんたを信用出来ない。少し質問に答えてもらっていいか?」
と聞かれた。
「いいですよ」
どのような質問をされるかは分からないが聞かれて困ることなどあんまりないため承諾をした。
「わかった、なら質問させてもらう。
――あんたはゾンビなのか?人間なのか?」
「私は人間ですよ?」
そのような質問が来るとは思わなかったので私は少し驚いた。
「真実です」
質問をしてきた男の後ろにいる女性がそう話した。
なぜ分かるのか疑問に思ったので
「……なぜ分かるのかい?」
と質問をした。
「あー、彼女は異能持ちだ。嘘を見破るという異能持ちなんだ」
私はこの答えが納得できた。
「なるほど、ところで武器はいかがでしょうか?」
「武器か、どんな奴がある?」
「バールからハンドガン、色んな奴があるよ」
「わかった。こっちで話そう」
そう男について行った
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