第2話 現状

「……………………鑑定」


 私は小声で鑑定と言った。誰もいない家で。


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name:夜咲 美穂

所持異能

『天秤』…等価交換、価値が釣り合えばどんなものでも等価交換できる。金は常に同価値とする。

『箱庭』…小世界展開、500×500の小世界を作り出せる。最大世界数…1

『狩人』…弓や銃などの遠距離武器の扱い上昇。格闘術などの扱い上昇。解体や罠、隠密などの能力向上。身体能力向上。

――――――――――――――――――――――――

「ゲームみたい」


思わず呟いてしまった。


「……こんな世界なんだし武器商人みたいなことして生きてみるのもいいね」


そうと呟くのと同時に立ち上がり、天秤の力を使った。


「天秤」


目の前に大きな黄金色の天秤がありその皿に触れると代償という単語が頭に浮かんできた。


「ここに価値のあるものを置くのか……」


そう言いながら私は溜め込んでいたバイト代40万を皿に置いた。

反対側の皿をよく見てみるとタブレットのようなものが入っていた。タブレットの中身を見てみると、インターネットショッピングサイトのように物があったの。セールなどのほぼショッピングだと思うものもあった。


「これがいいかな」


選んだ物は、銃(タイプ:ハンドガン)セットというものだ。ちょうどセール中だったため35万で買うことができた。

中身を鑑定してみると、リボルバータイプの魔銃である『銃:Pleiades Mark1』と銃弾薬製造機というものだった。

『銃:Pleiades Mark1』は装弾数6発のリボルバーで銃弾薬製造機は1時間に60発の弾丸を製造する機械だった。


「うん、これで護身用の武器はいいかな」


そう考えた私は販売用の武器を選び始めた。


――――――――――――――――――――――――

翌日


「うん、これで何も思い残すことはないし箱庭に家ごと入れよう」


私にはもう親がいないので、家に来る人はいないと思う。

家を箱庭に直したらリュックサックを背負い直して歩き始めた。


――――――――――――――――――――――――

ここまでが一応プロローグです。

短めですみません。

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