共感性の高い作品です。
「砂漠」という寓意的なイメージが、とても身につまされるものとなっています。
インターネット小説サイトの中で、「星」ように憧れの存在になるにはどうするか。
それは不毛の砂漠の中を必死にさまようようなものと似ているかもしれない。
情報だけは多く、成功者の姿もちらほらと見る。同じ砂漠は砂漠でも、「オアシスのすぐ傍」て活動をできる人間もいるかもしれない。そうかと思うと、すぐ傍に流砂が発生していたり、行く先の見えないような砂嵐に巻かれたりしている人もいるかもしれない。
出来ることはただ、「情熱」を持ち続けることだけ。オアシスの傍にいたって、水を得られるのは一時的なものかもしれない。変に流行に惑わされず、自分が「良い」と思うものを突きつめることが、実は一番の近道なのかも、と思わされます。
右も左もわからない、インターネット小説の世界。数年すれば流行りも変わり、「正しさ」なんて不確定な場所。
そこで生きる人間としては、我が身を客観視させられ、改めてどうすべきかなどを考えさせられるきっかけにもなりました。