ダンジョン悪役配信 ―このおっさん、悪のカリスマにつき―

突如、世界中にダンジョンが出現した現代。攻略と配信が娯楽と収入の手段となった新時代で、無職・バツイチ・四十路のおっさん、神堂 昴（しんどう すばる）は、人生を諦めかけていた。

そんなある日、「悪役ロールプレイで配信したらバズるのでは？」という悪ノリで始めた【悪役スタイル攻略配信】が大ヒット。
「貴様ら下等生物にこの神が慈悲をくれてやる……！」などの中二セリフに、なぜか熱狂するファンが続出し、視聴者数が爆増。

やがて“悪のカリスマ”として若者に崇拝され始め、
配信を観て「この人……最高に悪くてかっこいい！」と感じた美少女たち（＝元S級配信者、堕ちた令嬢、復讐の刺客など）が次々と仲間に加わる。

これは、しがないおっさんが“悪役”という仮面を被って配信し、仲間とともにダンジョンと現実の両方を攻略していく、痛快成り上がりの物語。