主人公の杏（あん）は、男には逃げられて同棲解消、お金も希望もないどん底にいたが、突然、冷蔵庫の扉を開けて部屋に入って来たのは異世界人・レイネだったことから急展開！このレイネ、まさかの異世界のエルフのような女神で、法衣の胸元のホックが外れるほどの爆乳だった。しかも性格もぶっとんでいる。

主人公の杏は、最低な状況に陥っているのに「人生の脚本家に石を投げたい」とか、冷蔵庫の故障を「電化製品も私から離れていくの？」などど、悲劇とユーモアが同居していて面白く、好感が持てる。

レイネはレイネで「旅行に行きましょう！」というとんでも発言をしていて、ゲラゲラ笑ってしまった。

異世界からやって来た女神の目的が「観光旅行」という、ほのぼのな物語、この先2人がどんな事件を巻き起こすやら、ワクワクする🥰

彼氏に振られ、部屋も心も空っぽになった夜。
床にうずくまり「消えたい」とつぶやいたその時、
音を立てて「冷蔵庫の扉」が開いた。

そこから現れたのは、銀髪に尖った耳を持つ、美しい少女。
異国の言葉、異様な気配、そして脳内に直接響く声。

「ごめんなさい、驚かせて。私は観光に来たの」

彼氏に「飽きた」と言われた傷はまだ生々しい。
だけど――異世界の旅人が差し出したのは、
「人生をもう一度、観光として味わう」提案だった。

これは、失恋の余韻と笑える日常が絶妙に絡む、
「冷蔵庫」から始まる友情と再生の物語。

どん底のリアルと非現実の衝突、そのギャップが最高に面白い導入！
「冷蔵庫から人が出る」シュールな展開がクセになります。

異世界から現れたほんわか女神と、常識人の主人公のやり取りがクセになります。特に主人公の杏のツッコミのセリフが秀逸で、思わずフフッと笑ってしまいます。
一話の文字数も少なめでスイスイ読める、ハートフルコメディ、是非どうぞ。

主人公とレイネさんの会話のテンポが凄いよく掛け合いがとてもほっこりするものになってて癒されます

日本と異世界の暮らしとの違い、日々新しい発見にワクワクするシーンを見て、こちらまでホッコリできる作品だと思います！