やはり探偵は足で稼がなくては!
- ★★★ Excellent!!!
ニューヨークに事務所を構える探偵・千田耕助(偽名)は、ある日、日本にいる友人・江ノ島の葬儀で帰国することになった。
葬儀は何事もなく執り行われたのだが、そこでジャーナリストの佐藤一郎と会い、とある事件の依頼を受ける。
人が石化するというのだ。
とりあえず、佐藤の先輩で、石化事件を追っている胡散 草尾の話を聞くために、彼と会うことになったのだが……。
人間石化事件!
なんとダークファンタジーな香りのする事件でしょうか!
それならば、探偵さんも魔法を使って事件解決!?
そう思って読み進めますと、驚いたことに、千田探偵は実直に調査をしていきます!
どんな世界観でも、探偵はやはり足で稼がなくては!
(安楽椅子探偵派の方々、失礼しました!)
また、ときおり挟まれるコメディ・フレーズには、それまでの緊張感を打ち破る面白さが!
(トム・クルー◯味!?)
ミステリーとして楽しめ、ファンタジー、コメディとしても楽しめる、素晴らしい物語!
是非ともご一読下さい!