なんて自由で、そしてあたたかな創作論なのでしょう。
最初の軽やかなボケとツッコミにくすりと笑いながら、気づけば「創作って、結局なにを大切にすればいいのだろう?」という深い問いに導かれていました。 “寝ます。寝ます。吐きそうになるくらい寝ます。”――その言葉の奥にある情熱と誠実さが、なんだか優しく胸に響きます。
プロットも設定も、結局は「物語を愛する気持ち」から始まるんですね。そんな温かな真理が、読む人の創作意欲をやさしく呼び覚ましてくれるようです。そして、書くことに迷ったとき、またこの作品を読み返したいと思いました。