ロボットに転生した俺が、レベルという概念を装着し崩壊した文明を再生する

レイスフィー

第1話 文明の崩壊

地球歴2500年世界大戦により文明は崩壊し大地は汚染され人は生きる場所を失った。

放射能汚染の領域は世界全域にまでおよび人は地底での生活を余儀なくされた。

最新のテクノロジーによりロボットやサイボーグなどの技術はあったがAIによる技術が及ばず衰退していくのであった。

ここでひとつのロボットが目を覚ますところからこの物語は始まる。

ピピ

ピーーーーピピピ

俺はいったいどうしたんだろう

俺が目を覚ますと電子音が鳴り俺への目覚ましとなった

視界は未だぼやけよく見えない

体も動かすこともできない

ここはどこなんだろう

よく見ると視界の隅にデータのような文字が並んでいた

えーと《自己修復機能稼働中》で

《現在全体の2%の回復を実行中》と

なんだそれロボットみたいじゃないか

俺がもう少し情報がほしいなって思っていると

《欠損箇所右腕と両足》と表示された

「け、欠損だと!?」

俺の体はいったいどうなっているんだ

俺はまた眠りについた

しばらくして

俺がまた目を覚ますと

ピピッ

ピーーーー

また俺の視界にログが流れた

《全体の修復率36%》

《欠損箇所の修復は不可能》

だいぶ修復したな

と俺は頭を動かしてみた

ウィーーン

う、うごくぞ

俺は左右に頭を動かした

動かす度に機械音がなる

ウィーンて俺はロボットかなにかなのか?

俺は頭を下に向けた

ウィーーーン

「おわ!俺のからだが!?」

「ロボットじゃないか!?」

俺はロボットに生まれ変わったのか?

そこからさらに腕や足を調べた

確かに片腕と両足が欠損している

これじゃ修復しても動けそうにないな

助けを呼ぼうにもここがどこなのか

人がいるのかもわからない

たまたま通りかかる人って希望ゼロじゃないか

俺はまた眠りについた

またしばらくして

ピピッピ

うーん

またログが流れている

《修復率100%》

《欠損箇所の修理またはパーツの交換をしてください》

なんとかなおったけど欠損はなおらないか

俺は左腕を動かしてみた

「む、ダメだ」

腕が埋もれているせいで動かせない

「ふぬぬぬぬ」

ドン!

埋まっていた腕をなんとかだせた

ふぅなんとかこれで左腕が動くぞ

これ腰の部分のパーツも欠損してんじゃないか?

俺は体をひこずるようにしてすこしづつ進んだ

ここはいったどこなんだ?

暗くてなんか埋もれた遺跡って感じがする

俺はずるずると体をひこずりながら進み続けた

あ!あれは

俺は仲間であろうロボットの残骸をみつけた

これなら欠損パーツとしてつかえるんじゃないか?

腕と足がきちんとついている

俺はロボットの残骸から右腕と両足のパーツを探した

まずは不便だから右腕のパーツがないかな

ガサゴソ

「お!これはいい」

右腕のパーツをみつけ丁寧にはずした

これで俺につけたらいいんじゃね?

俺は右腕のパーツを装着した

ガチャ!

ビリビリビリ!

「うがああ!」

装着したとたん電気ショックのような痛みが全身に走った

俺は気絶しまた眠りについた

またしばらくして

ピピッーーーーピ

ピロン!

ん?

俺はどうしたんだっけ

俺の意識が戻るとまたログが流れていた

《右腕の装着および順応が完了しました》

はぁ、なんとか右腕は俺のになったんだな

これ装着するたんびにあの電気ショックはまじつらいぞ

とりあえず腕のパーツは馴染んだし次は腰から下のパーツだな

俺は腰から下のパーツを優しく外し自分にとりつけた。

ガチャン!

「お?」

なんか電気ショックがこないな

馴染んでる?

俺は慣れないながらも立ち上がった。

うーんこれは完全なロボットだ

サイボウグじゃなく完全な無機質な金属のロボットだ

しかも俺は人工知能か何かか??

とりあえず体も馴染んだし色々確認してみるか

頭の方にもチップをいれるところがあるな

これで最新状態に更新とかするんだろうか

ちょうとさっきパーツをはずしたロボットがいる

「頭にチップは…と」

「あったこれだな」

俺は壊れたロボットの頭からチップを取り出した

よしものは試しだ俺の頭にいれてみよう

カチャ

「うお!」

みると眼前にログがズラズラと流れた。

《レベルが2に上がりました》

《パワーセルの最大値が100上がりました。》

《スキル枠がひとつ追加されました。》

レベルなんてあるのか

パワーセルはエネルギーみたいなもんかな

スキルは俺なにか使えるのかな?

と思っていると

=スキル=

《右腕のアームよりパワーショット》

《両足よりブーストが使用可能です》

「おお、スキル使えそうだ」

「けど今は探索が必要かもしれない」

「探索しながらこのチップを俺のなかにいれていけば俺は最強になれるのでは?」

なんて考えてみるけどこのロボットみたいに壊れてるやつらばかりじゃないかもしれないな

動いてるやつらだったら戦う必要もあるだろう

俺はとりあえず探索を開始するのだった。

「ここはいったどこなんだ?」

=現在地=

《旧東京都、現在は第二地底都市になります》

システムメッセージが教えてくれると助かるな

でも教えてもらったがよくわからん

まずは出口を探そう

人にはあまり出くわしたくない気がする

ロボットだと警戒されるだろうし

俺は慎重に探索を開始した。

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ロボットに転生した俺が、レベルという概念を装着し崩壊した文明を再生する レイスフィー @caffeine0315

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