『ごめん』より『ありがとう』を。

天照うた @詩だった人

 ここに帰ってきたら、すぐに『ごめんなさい』って言おうと思っていた。

 今回の活動休止は、完全に私の我儘だ。誰に望まれたわけでもない。強要されたわけでもない。


 少し、休みたかった。息をきたかった。ここじゃないどこかへ行けば、楽に呼吸ができると思っていた。


 ――それは、違ったけれど。


◇◆◇◆◇◆


 私は、やっぱり弱いままだ。

 周りに誰かがいないと、生きていけない。


 私、軽い人嫌いだってことに気づいた。嫌い、っていうか、怖い。

 誰も信じられなかった。信頼しているはずなのに、寄りかかっても抱き留めてくれるってわかってるのに、どこか怖くて。

 やっぱり私はダメだった。いつも通り、顔に表情を貼り付けて。できるだけ多くの人に嫌われないように、誰の邪魔もしないように、皆が通りやすい道を造ろうとした。


 でもさ、現実は怖くて。やっぱり私は皆に好きになってもらえないし、皆、怖いし。私は独りだし。


 どうしていいのか、分からなかった。

 頼りたいって思った人はいた。でも、結局は相談のLINEの送信ボタン、押せなかったや。やっぱり、迷惑掛けたくなくて。もうには、戻れないのかも。


 でも、そんな私でも――救ってくれる人が居ました。

 あなたです。この物語を読んでくれている、他でもないあなたです。


 ね、《あなた》はこの物語を読んでくれていますか?


 私、味方なんて居ないと思ってた。

 この学校に入ってから、人がどんどん頼れなくなった。笑顔なんて浮かべられなくて、独りで居ることが増えた。


 孤独に慣れた。慣れたと思っていた。だから、ここ《カクヨム》との出会いは衝撃的なものだった。

 また、好きになってしまった。

 カクヨムという、この暖かい場所が。こんな私でも受け止めてくれる、優しい仲間達が。


 私は、うまく人を愛する方法を知らない。

 愛したら、また裏切られて、棄てられる。人生だなんてそれの繰り返しだと思っていたから。

 でも、どうしたって周りは温かくて。こんな私のことを、大切にしてくれて。


 まず、これを読んでくれている、カクヨムユーザーの皆さん。

 そして、学校で独りになりかけている私を救ってくれるみんな。

 そして、忙しいだろうに作品まで書いてくれて、私を励ましてくれた


 本当にありがとう。


 もしここに空欄があれば、謝罪のコトバが入るのがなのかもしれない。

 きっと、たくさんの人を傷つけた。私が独断で行った『活動休止』は、予想以上に多くの人を巻き込んだ。


 私は、ここに帰ってから、すぐに謝罪をしようと思っていた。

 すぐに『ごめんなさい』って近況ノートを出して、コメントに『ご迷惑おかけしました、戻りました』って答えて。


 でも、あなたのおかげで考え方が変わった。

 確かに迷惑を掛けたかもしれない。心配もさせたかもしれない。


 だけど、それが純粋に――嬉しかった。

 こんなことを思うのはおかしいとわかっているけれど、私のことを待ってくれている人がいるって分かって、心が温かくなった。


 私は大好きです、この場所が。ここにいる、みんなのことが。


 でも、まだ――怖い。

 私、今、完璧に信頼できる人が居ません。どうやって生きたらいいか、わかりません。


 みんな、『頼っていいよ』って言ってくれた。嬉しかった。

 でも、心が完全に開けたわけじゃ、なかったんだ。


 そんな私が、愛されるわけないじゃんって、心のどこかで分かってた。私は、嘘に嘘を塗り固めて『自分』をつくっているから。


 だから、どうか――ここでだけは本当の私で居させてください。

 楽しめることは、全力で笑って楽しんで。悲しいときは、思いっきり泣いて。自分に腹が立ったときは、作品にそれをぶつけて。


 現実リアルではできないことが、ここではできてしまうなんておかしいかもしれない。私が一番大切に思いたい人が、全員ここにいるってわけじゃないから。


 でも、ここでならできる気がしたんだ。

 ――ううん、



 最後に、これを読んでくれたみなさんへ、最上級の感謝を捧げます。


 ――ありがとう。私はこの場所が、大好きです。

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