病院内に潜む“非日常”を描いた、本格的な医療ミステリ
- ★★★ Excellent!!!
医療情報システム課という舞台設定がまず新鮮で、電子カルテや監査ログといった専門的な題材が物語にしっかりと活かされているのが印象的です。
また、情報が小出しに提示される構成のおかげで、難解にならずテンポよく読み進められるのも魅力の一つ。
まるで自分も神谷や葵と一緒に病院の裏側を覗いているかのようなリアリティに引き込まれます。
専門知識に裏打ちされた世界観と、じわじわ積み重なっていく違和感が絶妙に組み合わさっていて、医療の現場を舞台にした作品として非常に読み応えがありました。
ミステリ好きにも、医療ドラマ好きにもおすすめしたい一作です。