孤独な“異能”に手を差し伸べた夜の始まり
- ★★★ Excellent!!!
『X-MEN』的な異能捜査チームの日本版として、まずは型破りな刑事・要と、耳で街の声を拾う少年・颯汰の出会いから始まる導入が非常に魅力的です。
最初の猫とのやり取りで、颯汰の優しさと能力の片鱗を自然に描き出し、受付での訴えを一笑に付される流れも“リアル”に胸が痛みます。
その中で、要がチャックネタで試すやりとりは、笑えて優しくて、本作が単なる異能バトルではなく、「信頼」の物語であることを確信させてくれました。
過去に似た存在を抱えているような要の表情変化も胸に残ります。
──夜の街へ歩み出すふたりの背中に、今後への期待が自然と滲みます。
素敵な作品をありがとうございます!