契約結婚なんてさせないっ!!
姫野 桃菜
プロローグ
ある日の夜、西園寺家にとても可愛らしい女の子を授かりました。
「和子、やったな!かわいい女の子が生まれて」
「……そうね、でもいいの?」
「何がだ……?」
「西園寺家の後継者となる男の子が生まれなくて……。」
「ああ、そのことについては大丈夫だ。俺の弟に後継ぎしてもらうように頼んでいるから。」
「……そう。それなら、いいわね。」
夫婦は無事に子供を授かったことを喜びながら、可愛らしい女の子の名前を決めた。
彼らは、西園寺おとめと名付けた。
「おとめ、これから元気に育っておくれよっ!」
おとめの父が言ったあと、おとめはニコッと微笑んだ。
「あら、かわいい笑顔ね。」
「ああ、そうだな。俺らの癒しができたな……。」
その後、おとめを真ん中に囲いながら他愛もない話をして眠った。
あれから、数年後。
「おとめ、今日もマナー講座よ。頑張りなさいね、西園寺家の娘として。」
「分かりました、お母様。」
西園寺おとめは、赤ん坊だった頃から成長して美しい女性へと成長を続けている。
彼女はとても物静かで、心優しく育っている。
(今日のマナー講座も頑張らなきゃ。素敵な女性になれるように。)
マナー講座中
「おとめ様、少し肩の力を抜いてください。」
「は、はい!」
(うぅ、やっぱり難しいよ!)
「ほら、また肩に力が入ってるよ?」
「あ、はい!って……柊ちゃん!?」
「もう少しリラックスして、丁寧行うように。」
突然、現れたのは西園寺おとめの幼馴染である神宮寺柊平。
彼は将来、神宮寺家を継ぐことになっている。
おとめは、柊平の言われた通りにやったらこぼさずにできた。
そして、彼女は嬉しくて思わず、柊平に抱きついた。
「やった!……できたよ、柊ちゃんっ!」
「よ、良かったな!……でも、少し離れてくれないか?」
「…どうして?」
「それは……秘密だ。俺は、稽古場に戻るから、じゃあな。」
私は、柊ちゃんを見送ってメイドさんと一緒に買い物に出かけた。
久しぶりのお出かけなので、とてもわくわくしながら準備した。
ショッピングモール
私とメイドさんはショッピングモールに着き、服屋を見ていた。
「わぁ〜、このお洋服……とても素敵だな。」
「本当ですね!きっと、おとめ様にお似合いですよ!」
「あら、本当?……試着してみようかしら。」
私は、メイドさんに勧められた洋服を試着室で試しに着てみることにした。
そしたら、メイドさんはとても素敵だと言ってくれたのでその洋服を買った。
その後、私たちはお家へ帰宅した。
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僕は、宮田康太。普通の男子高校生だ。
今日もいつも通り学校へ行き授業を受け、いつの間にか放課後になった。
(やっと、学校終わった……。早く家に帰ろ。)
帰りのホームルームが終わり、帰ろうと教室に出た。その後、駅に向かう道を歩いていたら僕が好きな系統の服屋を見かけて、歩く足を止めた。
「わぁ、めちゃかっこいい服だな。」
契約結婚なんてさせないっ!! 姫野 桃菜 @saki_1213
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