何を言ってもネタバレになりそうです。そして、今後本作に触れる方々にここで準備をさせてしまったなら、それは類稀な芸術作品に傷をつけるにも等しい大罪でしょうから、私は多くを語りません。黙っていましょう。ただ、タイトル通りの内容ではないということだけ言っておきます。絶対に、貴方の思う通りではない結末です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(142文字)
はじめは普通に可哀想なくまのお話か…と思いつつ読み進めていくと、後半で物語がガラッと変わる。すごく面白い物語。
読み進めながら、何か違和感があるような…と思っていましたが、想像以上の展開でした。読み終わると、もう一回最初から読み直したくなります。
絵本にでも読んでいるかの気分にさせる。ピエロの表現などは、的を射ていて思わず微笑んでしまう程だ。ただし、ジャンルはミステリー。その名に恥じないほどの展開を楽しむべし。
前半、童話的ですが、後半の反転が素晴らしかったです。ぜひご一読ください!