第2話 ちょっとベタすぎるかな?

次に目を覚ますとそこは…全く見覚えのないとこだった。夢かと思ったが、夢にしてはあまりにも意識がはっきりしている。

 どこだここ?みた感じ工場の跡地みたいだ。かなり古い感じの。まるでドラマやアニメに出てきそうな。

 てか何でここに俺いんの?

 思いだせ。うーーん

 回想シーンスタート

 ーーーーー 

 突然目隠しからの何か飲まされて気づいたらここでした。 

 ーーーーー

 回想シーン終了

「………………………あれ?俺やばくね?」

アニメやドラマだったらこうとこでタンクに詰められるか、身の代金のどちらかだろう。

 普通にまずい、とってもまずい

 落ち着け、冷静に考えろ、まず前者の場合は即ゲームオーバー、無理だな。じゃあ、後者は?    

 身の代金か…俺、親いないし金のあてなんかないな…

…………………詰んだ

どう転んでも無理なやつだ、そんなこと考えてたら

 「あれ?アニキこいつ目をさましやしたで」

 アニメだったら100回は聞いた声とセリフで全身黒の服のぽっちゃりが出てきた。

 ……格好まで想像通りだな。

 すると今度は後ろからアニキらしきやつがきた。こいつは背が高く、若干痩せている。

 ……………もはや言う必要もないだろう

 「おいおまえ」

 「はい」

 「金あるか?」

 「あーそっちか」

 どうやら後者らしい。

 「とりあえず、お金はないです。」

 「あ?嘘つけ。お前北校のやつだろ。エリート集団の高校の親が金持ってないわけないだろ。」

 「いや、俺親いないんで。」

 「え?」

 「あ?」

沈黙

……………………………………

 「ホントか?」

 「ええ、マジです」  

 「どうしますかアニキ?、このまま返します?」

 そう、これが俺の唯一の勝利の道。

 そのまま何事もなかったかのように返してもらう。これだ。

 「うーーーーん」

 アニキ長考 

 「でも、何かあったら怖いし埋めるか。」

 「そっすよね!アニキ!」

 終わった 完全に

 さすがにまだ生きたかったな。てか俺何かした?何でこんな思いをしなければいけんのだ。

 あーまだ途中の漫画あるんだけどな。 

 「とりあえずタンクに詰めようか」

 そういって俺の体は持ち上げられた。

どうせ抵抗しても無駄だ。相手は二人。俺に何か特別な力があれば別だが。おあいにくさまなんも出来ない。

 もう考えるのは辞めて、このまま潔く死のう。

 そう、このまま目を瞑って…………

 

 『ちょっと待ったーー!』

 ついに幻聴まで聞こえ始めた。

 でもそれ、どちらかというと結婚式で花嫁にやるやつでは?

 ああ、いけない。考えちゃ駄目だ。

 もう一度頭を空っぽに……


『お前たちの悪行はこのMAGIが許さない』

 

名前がダサい。幻聴にしては、名前がダサい。

 『そこの少年もう大丈夫だ。』

 うるさいな!余計に考えないといけなくなったじゃないか。 

 自分の幻聴に文句を言おうと目を開けるとそこには…………


男女の二人組がいた。

どうやら幻聴ではないらしい。



もしかしたら助かるのだろうか。

俺は最後のチャンスとしてアイツらに賭けることにした。

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涼しいはずの暑い夏 行きクラゲ @ryo2362

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