ぼくはちょっときちがい
血飛沫とまと
第1話『追憶』
数日前に久々に会った兄貴の友達から、切手を何枚も繋ぎ合わせたような見た目の紙切れを貰った。
「これ、リゼルグ酸ジエチルアミドっていう、薬。つらくなったら、ひとりの時に使いな」
彼は小さい頃よく遊んでくれた人だった。良い人だとは思っていたけれど、善い人間だとは思っていなかった。
帰ってから「リゼルグ酸ジエチルアミド」をググってみたら、やっぱりというか、合法ではなかった。けれどなんとなく捨てるのはもったいないので、机の引き出しにしまった。
学校に着いて、生活指導のジジイに、指定の鞄を使ってないことを怒られる。
生活指導のジジイは普通コースの教師だったので、ほとんど会ったこともない男だった。頭の悪いやつらはこんないかにも無能そうなゴミに、毎日上から目線で指導されているのか、と思うと、いつもはハゲたゴリラに見えていた彼らにも同情心が湧いた。
いつも遅刻ギリギリで登校するので、教室にはもうたくさんクラスメイトがいた。
席に着くと、誰かが机を蹴ったらしく、視界から机が吹っ飛んでいった。
「なに、これ」
俺の机を蹴った女が手にスマホを持って、画面を俺に見せつけてきた。
「こういうの、やめてくれる? アイコン黒くしたり、死にたい死にたい言ったりさ、なに、私が悪いって言いたいの。勝手に惚れたんじゃん。気持ち悪い、マジで」
とりあえず謝ることにした。女に頭を下げるのは癪だったけれど、まあ、俺には謝罪を拒否するほどのプライドはない。
人に惚れるのって許可制なんだ、と思った。
てか、別にお前のせいで病んでたわけじゃない。そりゃちょっと落ち込んだけど、キッカケに過ぎない。不倫した蒸発した親父のことを考えてたら死にたくなったんだ。
てか、ちょっと前に俺のこと好きって言ってたじゃん。だから、むしろヤらせてやろうかなって、優しさだったんだけど。
てか、まあいいか。めんどくさいし。
留飲を下げたつもりだったけれど、結局、考えてたらイライラしてきた。
俺は女を呼び止めて、死ねよクソアマ、あんま調子乗ってるとてめえの元カレが児ポで捕まった話言いふらすぜ、と言った。それから、あれってもしかしてお前とのハメ撮りだったの? と聞いた。
それは脅しでも何でもなく、普通に周りにたくさんクラスメイトがいて、笑っていた。
クラスメイトたちがあまりに面白そうに笑うので俺も楽しくなってきて、笑った。
次の日から女は登校しなくなった。ざまあみろ、俺の机を蹴った罰だ。敵に回す奴を間違えたな。
どうしてみんな俺を敵視するんだろう、俺って無害を擬人化したような男なのに。本当は誰とも喧嘩したくないし、誰にも喧嘩してほしくないし、みんなに幸せになって欲しい。
君が俺のことを怖がってるのは知ってるよ。俺は異常者だからね。
前にも似たようなケースがあった。
同じ内部進学の男子が、俺のことを一方的に嫌って、「あいつに立場を奪われた、友達も女も」みたいな愚痴をSNSに書いた。
そんなはずはなかった。立場を奪う、奪われる、なんてスクールカーストはクラスにはなかったし、俺は友達の彼女とは寝ないことにしていたから。
けどその投稿に連なる一連の愚痴は、実名は出さずとも明らかに俺のことを指していた。
不愉快だったので、周りの友達に相談したら、次の日からそいつはクラスで除け者にされた。やっぱり、まだ立場奪われてなかったんじゃん。
まあ、そいつはそいつで、リズムゲーム?笑 だかなんだかばかりやってるようなグループで楽しそうにしてるし、良かったんじゃない。
なんでも俺のせいにすんなよ、カスどもが。
惚れた相手にいつまでも告白しない奴って、マジで理解できない。
そんな感じのことを友達に言ったら、「告白なんてお互い両想いなのなんとなく分かってるうえでする確認みたいなもん」って言われた。
そんなのどうやって分かるの、って言った。
「なんとなく分かるときってあるじゃん。ああ、俺ってこの子のこと好きだ、この感じ、この子も俺のこと気に入ってるんだろうな、みたいな」
友達は言う。そうだな、魚に似たなかなかおもろい顔をしているので、ここではフィッシュマンと名付けよう。
「分かんねー」
「お前はすぐ寝るからだよ」
「そもそもなんで付き合うの」
「すぐ寝るお前には分かんないかもね」
うるせー。俺は今夜見る夢の中でこいつを一回だけ殺すことにした。
「一回ちゃんと付き合ったら分かるんじゃない?」
俺はその会話から一週間もしないころに、いったん誰かと付き合ってみようと思った。
実は前にも女子と付き合ったことはあった。俺の精神が少しおかしかった(今もおかしいって? うるせえ死ね!)ころだ。ドがつく弩級のメンヘラで、腹にフォークを刺された。それから、他人と付き合うなんてばかばかしい、と思って交際なんていうのは遠いところに追いやっていた。
だけどまあ、いったん。いったん、だからね。
ねえ、俺たち付き合わん?
「え?」
付き合おうよ、興味あるんだ、そういうの。
俺はその子と仲が良かった。隣のクラスの、背が低くて目が大きい、あと何より大事なのは、脚の綺麗な女の子だ。女の子に付随するあらゆる部位のなかで、脚部がいちばん好きだ。
「付き合うって、私と? お前が?」
「そうだよ、誰かの代理に見える?」
ああ、俺がフィッシュマンに言いたかったのは、なんで卒業のタイミングとかで告るんだろうな、みたいな話だったのに。卒業するタイミングで付き合っても、大学違ったら会えねーじゃん、的な話だったのに。
「んー」
「とりまデート行こうよ。俺、毎日笑わせてやれるよ、お前のこと」
それからその子と手を繋いで帰った。他の奴がそれを見たら絶対にばかにされるから嫌だったけれど、ばかにするならしろよ、って気分だった。
手をつなぐってすごいな、といつも思う。実際には互いの手汗が混じってめちゃくちゃ気持ち悪いはずなのに、手を繋ぐのはなぜか不快感がない。それどころか、何人と寝たあとでもちょっとドキドキする。ほぼセックスだろ。
手始めに駅で別れるまで、俺は彼女を笑わせ続けて見せた。
ちょろいもんだ、他人の悪口が嫌いな人間なんていない。
途中で、
「てか私のこと女として見てたんだね」
と言われて、まあ、女の子だからね、と応えた。
「そうじゃなくて、んー、いつから好きなの?」
今朝、なんて言えるはずもなかったけれど、ほんとに今朝から君にベタ惚れなんだよね俺って。惚れっぽい性格なんだ、そもそも。
「期間じゃないでしょ、ラブは」
首を傾げられた。
人間って醜い、愚かだ。って思った二分後には、人間って良いな、って気分になってる。俺ってやっぱり頭がちょっとおかしいのかもしれない。こういうのをなんて言うんだったか分からないけど、なんかしらの精神病で似たような症状があったはずだ。
この文章も、他人に読ませたらさぞ読みにくいに違いない。普段の会話でも、話題があっちこっちに飛んでしまって、よく何を言ってるのか分かりづらいと言われる。自分が話してる文章中に登場した特定の単語から連想して、イメージ花火的なノリで話題が次から次へと浮かんでくるんだ。イメージ花火ってメジャーなのかな……わかんないけど。
高校の友達には女と金にだらしないクズだと思われてるけど、実際はそんなことない。けどなんとなくヤリチンなほうがかっこいいのでそういうことにしてる。女に依存してない感じもかっこいい気がするし。数年後に恥ずかしくなってそうだけど。
実際、浮気した数よりも浮気された数のほうが多いんだ。俺をクズだっていうなら、もっとクズな女で溢れてるんだよ、俺の周りは。
例の足が綺麗なショートカットの女の子(言ってなかったかな、ショートカットなんだけど)と付き合って二週間くらい経ってから、ふと気づいた。
そもそも俺は付き合う意味が分からない、と言いたかったのではなくて、どうしていつまでも告白しない奴がいるんだろう、と言ったのだった。
それも話題を飛ばしちゃう癖というか、頭のせいで、そもなんで付き合うん?なんて言ってしまったばかりに、ノリでこの子と付き合っちゃってるな。これってもしかして、意外とひどいことしちゃってるかな。
一度そう思い始めるととたんに申し訳なくなってしまって、一か月も経たないうちに「お友達に戻りましょう」ということになった。
あーあ、俺、本気で好きだったのになあ。ミスったなあ。
交際関係というものを重々しく考えてしまっているのかもしれない。もっとフランクに色んなお相手と付き合ったりしてれば、こんな妙な罪悪感を抱えなくて済んだのではないだろうか。
「好きでもない女とヤリまくるから、感覚がおかしくなってるんだよ」
と、フィッシュマンが言った。
ねえ、付き合うなんてね、合法的にお互いを束縛するための言い訳だよ。美しいものじゃない、と俺は言った。
いったい、いつ、どうやって、君は俺の欲しかった色々なものを手に入れたのだろう。
たまに読み返したくなる本がいくつかあって、というかいくつもあって、もう何度も呼んでいるのは太宰の『人間失格』だった。っぽいって言ったか? 読んでるところを誰かに見られると、(そいつらは読んだこともないくせに)好き勝手ばかにされるので、あえて中の透けないカバーをつけて読んでいる。
それから実際には二回くらいしか読んでないけれど、たまに読みたいなって感じるのはサリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』だ。
この二冊の共通点は、「読んでいるとなぜか、俺が通っていた小学校の移動教室の授業で眺めた、廊下を挟んだ先の校庭で木が揺れている風景を思い出す」というところにあった。
家族のことを日記に書くのはあんまりやめとこ、と思ってたけれど、最近「愛ってなんだろう」と考えることが多くて、第一コミュニティである家族を例に出して考えた方が分かりやすいような気がして、結局家族のことを考えてしまう。
まず、俺には親が一人しかいない。もう慣れたからちょっとした不幸自慢にしかならないけれど。いつだったか正確なタイミングは憶えていないけれど、俺が中学生だったどこかのタイミングで父親が消えた。
なにも言わずに消えたわけではなくて、最後の夜に父から、
「おまえはパパとママ、どっちと暮らしたい?」
と聞かれた。正直どっちでもよかった。俺以外の兄弟は父親を嫌っていたから、どうせ即答で母を選んだのだろう、と分かっていた。だから父親と一緒に暮らしてやろうかな、と思った。
兄弟仲はよかったから、兄貴と弟はいつでも会えると思った。
だけど、結局母親と暮らすことにした。父は会社をクビになったからだ。つまり、母親のほうがまだ金があるということで、俺は家族について考えるたびに思うんだけれど、親の役目は子どもに金を使うことだ。
そんなにもう悲しくない。
つい最近になって、父が兄弟の中で俺にしか会っていないことを知った母に、息子に近づくのはやめてくれ、と言われたらしく、父とはめったに会わなくなった。
父は不倫をしていたし、会社の上司の財布をパクった。
だけど俺は倫理や道徳なんてくだらないと思うし、そもそも父親を大人として尊敬したことなんてなかったから、友達がちょっと悪いことをした、くらいの感覚だった。母親にとっては大問題だったらしい。
今のところ、父は一度も養育費を払っていないらしい。まあ、彼らしいと言えば、そう。
そんなことが書きたいんじゃなくて、なんだっけな。
そう、みんなもっと愛について考えるべきだ。そう思う。ひとりだと大変なら、俺と愛について語ろう。
「一人の死は悲劇だが、数百万の死は統計上の数字に過ぎない」って言ったのはヒトラーだとばかり思っていたけど、スターリンが言った言葉らしい。そう聞いたので調べたら、アイヒマンも同じことを言ってて、『西部戦線異状なし』の原作を掻いたエーリヒ・マリア・レマルクって人も似たような言葉を言ってたらしい。戦時中の常識だったんか?
今日、クラスの女子に「ちゃんと他人を好きになったこととかないの」と聞かれて、夜にふと思い出して、考えてみた。
俺はそもそも惚れっぽくて、恋愛体質なので、ちょっと優しくされたら好きになっちゃうんだけど。よく考えてみたら、長期間にわたって好きで、しかもなかなか告白できなかった、みたいな人がいた。俺も、奥手すぎる奴らの気持ちが分かるかもしれない。
ひとつ年上の先輩が好きだった。
背が高くて、スタイルが良くて、可愛い人だった。
好きだった時は、こういう恋してるときのリアルタイムな一喜一憂とか、彼女への純粋な感情とか、いつか全部忘れてしまうんだろうなあ、と思って寂しかった。いつかは彼女と離れ離れになって、二人で会うような仲でもないというか、俺の片思いだから、そのうちお互い気づかぬまま疎遠になるんだろうな。
だから、全部忘れちゃうんだなあ、この好きって気持ちも、と思っていた。
全然忘れられてなくてウケる。
あの子は俺に復讐しようとしてるんだよ、俺が弄んだからね。
でも、とにかく俺はそこらの上辺だけの奴とは違うんだよ。
もうそろそろ受験勉強始めないとかあああああああああああ。憂鬱だ。
今日は隣の教室(空き教室)で、理系クラスの背が低く太ってて歯並びがガタガタで変な臭いがしてめっちゃ上げパンしてる、そうだな、ボイルドエッグくんと名付けよう。そいつが怒られてた。
ボイルドエッグくんを叱っていたのは、今年になって入ってきた生物の非常勤講師で、テキストをぼそぼそ声で読み上げるだけというなんとも魅力的な授業をしてくださる。我が文系クラスからは尊敬の念を込めて、「魔女」と呼ばれている。左右の方の高さが違っているのと、顔がしわくちゃだからだ。それから、本当にぼそぼそと話すのが、呪文を唱えているのではないかという推測を呼んだというのもある。
俺たちのいつものノリだったけれど、ボイルドエッグくんのことも魔女のことも心の底から小ばかにしていた俺たちは、マンツーマンで説教中のその部屋に、いつメンの中でもいじられキャラの男子の筆箱を投げ込んだ。
魔女は怒っていた。
実は何日か前に、魔女は文系クラスの指導から外れていた。それはこういういやがらせというか、そんなつもりはないんだけど、結果的に魔女がストレスに感じるような行動を、俺たちが繰り返していたからだ。
日本史の授業真っ最中の俺たちの教室の窓を、廊下から急に開いたと思うと、「ばかにしてんじゃないよ……!!」と怒鳴って、それから教頭先生に連行された。その次の日に、担任から、「魔女は担当から外れることになりました、おまえら気に入らない先生でもあんまいじめんなよ」と告げられて、俺たちはその一週間で一番笑った。
いつメンで行った神戸旅行。
メンバーの中に誕生日が近い奴がいて、せっかくなら旅行先で祝ってやろう、ということになった。
俺たちは夜中にホテルを抜け出して、ドンキに行った。18禁コーナーに行って、オナホのバラエティパックみたいな、色んな種類が入った商品を誕生日のプレゼントとして買った。
そのときに同じく18禁コーナーに来たのは、50歳くらいの男と20代の女だった。
俺たちは顔を見合わせた。まじかよ、これパパ活ってやつじゃん、ほんとにいるんだなあ! と。それから俺たちは彼らの後ろをこっそりと尾行した。
俺たちと18禁コーナーで遭遇すると、遠慮して出て行った二人だったが、俺らがコーナーから出たらしいことを確認するとまたやってきた。俺は友達の一人になんでもない顔で入れ、と指示をして、パパ活おじさんと娼婦のリアクションを楽しんだ。
息を殺して彼らを観察していると、やがてふたりはラブホに入っていった。なんも買わねえのかよ。
それにしても、ふたりともいかにも高そうな服やバッグを持っていた。やっぱ売春って儲かるんだなあ。
ママに受験について色々言われた。正直話を聞いていなかったので何を言われたかは憶えていない。
うるせー。
夜中に電話するのやめろだの、朝に帰ってくるのをやめろだのと言われた気がする。補導されたら受験どころじゃない、みたいな。
うるせー。
俺は特定の種類の人間に蛇蝎の如く嫌われている。
自覚がある。
さらにいえば、俺が好きになった人間は、たいてい俺のことを嫌う。最初は良い感じでも、いつか俺を憎むようになったり、俺を避けるようになる。
それらすべての責任や非が自分にあることは理解していた。
俺に興味のない人間なんて、俺だって興味ない。全員死ねばいい。
でも、好きな人たちに嫌われるのだけは嫌だった。死にたくなる。
こっちから露骨に好意を伝えはじめて、自己開示なんかをしだしたらとたんに嫌われる。
まあ、実際のわっちを好きになってくれる素敵な方なんてこの世にはおりませんわね。
というか、人間個人の本音とか本性っていうのはたいてい醜いもので、それを必死に隠すのが当たり前であって、素の自分を愛してほしいなんておこがましいんですわ。
ボケが。死にてえ。
引き出しの中に例の薬があるのを思い出して、なんとなく出してみた。
見た目はただの切手って感じ。切手って実際に見たことないんだけどね、俺。
使い方はネットで調べた。
この切手にはあの、なんちゃらかんちゃらっていう薬物が沁みこませてあるらしく、舌にのせると溶けて摂取できるそうだ。
摂取してしばらく経ったけれど、特に異変はなかった。1時間近く経った頃にやっと、お酒で酔ったときと似た酩酊感に襲われた。
それから部屋の隅に設置した本棚の輪郭が歪んで、筋肉が液体になって、全身がふにゃふにゃになった、鼻の奥が熱くて、意識が統合されていないような気がしてくる。
俺は空を飛んでみようと思って(本当にこの時は飛べる気がした)玄関まで下りた。玄関の先に人影が見えて、俺はなぜかそれを警察だと分かって、自分の部屋まで走って帰った。それから部屋の窓を開けてそこから逃げた。
街と俺が一体になったような感覚があって、たとえば右手を動かすように、右側に並ぶ住宅街を移動させられるような気がした。
気づいたら雪が降る交差点の真ん中にいた。
危ないから歩道に行った。
おかしいな、冬はまだ来ないはずだったんだけど。
ぼくはちょっときちがい 血飛沫とまと @tomato_man
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