概要
これは一人の巫女をめぐる傾国の物語。その序章である――
極東に位置する日の国。
妖魔や神の住まう土地であり、悪しき妖と戦う妖討師と呼ばれる者たちがいた。
鬼の王、酒吞童子の百鬼夜行により灰燼と帰した京の都。
それから二十年後。
妖討師一族の当主、その後継者として生まれた晴秋は、生まれつき妖力が乱れる体質であった。
彼は五歳の時、母を鬼に攫われ、その辛い記憶を身に刻みながら妖討師として修行に励んでいた。
新たな出会いもありながら、部下の美久や幼馴染の巫女である梨乃たちと過ごし、妖討伐を行う日々。
だが、世に不穏な雲が流れつつあった。
ある日、付喪神の討伐を終えた直後、最も危険な妖討師一族、金剛の後継者に急襲され、どうにか逃げるが、梨乃を力ずくで我がモノにせんと画策する水月の後継者、黎の襲撃が重なり、晴秋は美久、梨乃
妖魔や神の住まう土地であり、悪しき妖と戦う妖討師と呼ばれる者たちがいた。
鬼の王、酒吞童子の百鬼夜行により灰燼と帰した京の都。
それから二十年後。
妖討師一族の当主、その後継者として生まれた晴秋は、生まれつき妖力が乱れる体質であった。
彼は五歳の時、母を鬼に攫われ、その辛い記憶を身に刻みながら妖討師として修行に励んでいた。
新たな出会いもありながら、部下の美久や幼馴染の巫女である梨乃たちと過ごし、妖討伐を行う日々。
だが、世に不穏な雲が流れつつあった。
ある日、付喪神の討伐を終えた直後、最も危険な妖討師一族、金剛の後継者に急襲され、どうにか逃げるが、梨乃を力ずくで我がモノにせんと画策する水月の後継者、黎の襲撃が重なり、晴秋は美久、梨乃
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