後書き

第28話

終了となります。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


「ウィアド」はルーン文字で「宿命」を意味します。ベルカナ、マンナズ等と同じ様にとらえてください。

(ウィアド自体は占いの時にのみ使うblank文字なので、対応するアルファベットは存在しないらしいですが)



なお、個人的な設定で恐縮ですが、この話はBOOK①に置いた「きれいな言葉」の対だと考えています。

あちらがいくら壊そうとしてもひたむきに前を向き続ける光だとしたら、こちらはひたすらに弱さと暗黒面を出した感じ、ということで。

壊すなら徹底的に。



書いている最中のBGMは、人形劇の曲よりFF主題歌が多かったです。

感覚としてはおそらく鎮魂歌の意味合いで、歌詞を噛みしめていたのではないかと。

あの4人は4人だからこその力を持っている。そう信じて、今後も彼らの曲を聴いていきたいと思います。




【追記】


管理人自身は、この話に関して「誰が悪い」とかは無いと考えています。


1人で戦っていた藤原さんも、それを必死で受けとめようとしたチャマさんも、張りつめていた糸を切ってしまったヒロさんも、そうと悟られないようもがいていた升さんも、みんなそれぞれに頑張っていて優しかった。

(あえて言うなら、こんなの書いた私が一番悪いです)


Q. じゃあ何がいけなかったのか?

A. タイミングだと思います。


ナイフと薬の交換が、あの日行われていなければ。升さんが別れを切り出すのが、あの瞬間でなければ。

そして、藤原さんがチャマさんに対して素直な気持ちを打ち明けるのが、もう少しだけ早かったら。


ヒロさんは思い留まったかもしれない。升さんは助かったかもしれない。

彼が生きていれば、その後の死もなかったはず。


わずかにズレた巡り合わせの悪さと、ほんの少し足りなかった言葉のやりとり。

現実でも往々にしてあることだと思いますがね…


【追記終了】









































最後に一つだけ雰囲気ぶち壊しなことを。


この話を書き始めた発端は、「またヒロさんの白衣姿が書きたい」という妄想でした(笑)

というわけで復活!「4人の絆」以来の、白衣白衣白衣~!!

(この件に関する苦情は勘弁したってくださいw)


では、よろしければまた別のお話で。




2011.11月

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◆ウィアド【完結】 雪恵 @yukie01

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