乃木坂のアイドル

!~よたみてい書

第1話

『ジャリッジャリッジャリッ』


春元隆はるもとたかしは石ころの大地を踏みしめて、彼、あるいは彼女に近づいていく。


「おー、今日は会えた。よしよしよし、いい子だ。おいで」

『むぁーぉん』


まるで隆に興味がないと告げたかのように鳴くと、足音を鳴らさずに彼は敷地内のどこかへ姿を消していく。


「うぅぅ、きゃわわー。今日はツイてるぞ。それに、最近見かけなかったけど、ちゃんと生きてた。このまま神社にお祈りしたら、ご利益がありそうだ」


隆はほくほくとした表情で、軽い足取りで乃木坂神社内を進んでいった。

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乃木坂のアイドル !~よたみてい書 @kaitemitayo

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