主人公は高校生の女の子。
彼女は、夢の中で時代も場所も国も異なる人物になる。あるときはシングルマザーだったり、あるときはラーメンブロガーだったり、またあるときは寝たきりのおばあさんにもなる。
輪廻転生というやつで、主人公は、夢に見たあらゆる他者が自分と同じ存在なのではと考えるようになる。
だが、社会に存在する人間は、善意のものばかりではない。
サイコパスやソシオパスを持った人間というものも存在する。
そんな「彼」が「我」だと知ったとき、人はどう対応するのか?
そして、どう振る舞うべきなのか?
彼・我の境界がなくなってしまったときに、そこに現れるものはなにか。
この作品は示してくれる。