『さいごに一つだけ』レビュー
── 最後に笑わせてくれる、優しい別れの物語──
レビュアー:ひまえび
この作品、読みながら何度もふっと笑ってしまいました。
それでいて、ページを閉じたあとに、しんみりとした温かさがじんわり残る。
まさに、・みすみ・さんらしい世界だなと思いました。
命の終わりに「布団がほしい」という、
一見ささやかな、でも切実な願い。
それをめぐって繰り広げられる鶴と弟子の奮闘劇──。
ボケとツッコミの応酬も絶妙で、
どこまでもユーモラスなのに、
命を見送る優しさが物語の根底に流れています。
ネルグイ君とオレ(鶴)のコンビも最高でした。
「羽毛が必要です」のくだりでは思わず吹き出し、
ラストの"布団だけに"の一言には、思わず拍手したくなりました。
こんなふうに、笑いと哀しみを同時に届けられる作品は貴重です。
みすみさん、素敵な物語をありがとうございました!
これからも応援しています!