小学校の影：隠された過去と犯罪組織の謎」

第1話

「昨夜大きな犯罪組織を捕まえた時です。【事件は解決していない】と犯罪組織のボスが言い残しました。【どう言う事だ】そう警察官が聞いたそうです」

　くぅまるで僕のやってきたこと全てが無駄だと言いたいみたいだなイラつくぜ。何故お前らの組織は出来上がった。できたのは最近のグループなはずだ。

「【分からない】と男は言い捕まったそうです。もしかしたらまた大規模なテロ行為が起きるかもしれません。学校を占拠する集団が集まる恐れがあります」

　僕はくぅと悔し涙を見せた。捕まえたと思った相手はまだ他にいるのだから。どうしてだ。何故あそこで捕らえられなかった。判断が甘いのか。

　それに警察が来た時の逃亡経路までしっかりしていた。くぅどうして学校しか狙わない。何か気がついていないことでもあると言うのか？

　それともあり得ない力非科学的な力があるならどうやっても捕まえられないのではないか？その時通信が入った。日本警察のジャックからの連絡だった。

　「ガイ報告です。新しい事件が起きました。残りの捕まっていないステルスの仕業だそうです」

　ステルスこの事件のグループ何がどうなっているんだ。

「被害は」

「一人で重症です」

「くぅ状況は危険か。くぅステルスの仕業なのか？」

「そうですステルスの仕業です。そしてこの被害者の共通点を見つけることができました」

　うんと固まった。まるで共通点があるだと思わない。突然現れた共通点の発覚に僕は心臓の鼓動が強くなる。

「……共通点を教えてくれ」

　僕はそう聞くとジャックは、はいと頷くと

「同じ小学校だったようです」

「小学校だとくぅ何故そこに気が付かなかったンダ。ちっくしょう。だが同じ小学校とはいえど何故気がつかないのもおかしくないか？」

　小学生の時何かがあった。そう考えるのが妥当だ。だがまだ犯罪動機が見つかっていない。

「それが誰かの仕業で隠蔽されてしまい、小学校に通っていないって設定にするように仕向けたようです。なので被害者のおやの口頭でしか聞けませんでした」