布団の上で飛び跳ねていた時の話
明(めい)
妄想の激しい子供でしたその3
小学生の時、姉がアニメやら漫画にはまっており、その影響で私もその世界を覗いていました。
妄想の激しい子供だったので、あるアニメの世界へ行き、謎の力で天下無双する話を考えていました。
つまり、脳内二次創作で、自分が主人公。小学生にして中二病。
天下無双の意味を改めて調べると、「この広い世の中で比べるものがないほどすぐれていること」だそうです。
その概念を小学生の私は自分に使用していました。謎の力で私はすぐれている、と思い込んでいたのでしょうか。ああ。恥ずかしい。
当時はアニメが流行ると、アニメ内で使われている音楽がCDとして売っており、姉が買ってきて曲をかけるんですよね。
いくつか買って、姉が聞いていました。姉の部屋から聞こえてくるその曲をもとにして、脳内でアニメの世界を駆け巡り、布団の上でダンスまでする始末。
口パクで歌いながら、まるでアイドルにでもなったかのように自己流ダンスでアニメの世界を堪能しておりました。
曲が変わるたびに、曲にあわせて延々布団の上で踊る踊る。脳内はアニメの中です。
右手でマイクを持ったふりをして歌い、左手と両足はアイドルみたいに動かして、飛び跳ねていました。これ、誰も気づかなかったのが不思議です。気づかれないようにひっそりやっていたのもありますが。
小学生の時の妄想の激しさは病的でした。
あ、でもちゃんと現実と妄想の区別はきっちりついていて線引きはしていたので病気ではありません。
妄想も私の中では多岐にわたりました。アニメや小説の中に入り込んで妄想。自分の世界を作って妄想。現実の世界に即して妄想。と、色々な種類の妄想がありました。
年齢を重ねるごとに、妄想の質が変わっていったので、それが現在小説を書くということに結びついているような……いないような。
あまり自分のド派手な妄想を、小説に落とし込むことはしませんでした。小説は小説で、脳を使っているところが違うというか。全く別の種類の「小説用」妄想から生まれてきます。
でもたまに昔描いた妄想を引っ張ってきて、小説に使ってみると、意外に褒められたりします。ああ、あの時の妄想も使えるんだなと。妄想も無駄じゃなかったのかもしれません。
布団の上で飛び跳ねていた時の話 明(めい) @uminosora
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ことば/彩霞
★48 エッセイ・ノンフィクション 完結済 105話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます