ランマ達の事務所に依頼された事件が、じわじわと三文字学園に眠る闇に繋がっていくのですが。その謎の複雑さが楽しめますし、次はどうなるの?と先の展開にワクワク・ドキドキしっぱなしです!
更に、学園要素と言う青春もモリモリですし、本編には出てきていない魅力的な語句(こ)が多く登場します!そして、そんな語句達が紡ぐ恋の模様に目が離せなかったり……色々な要素が盛りだくさんで、読み進めるのが本当に楽しい物語になっております!勿論、本編同様、四字熟語の勉強にもなりますよ!
本編を読み進めていらっしゃらない方も、こちらから初めて読むと言うのでも大変楽しめると思います!なので、皆様、この作者様にしか描けない世界観を存分に楽しんでみてはいがかでしょうか?!
「辞書の中の世界」を舞台にした「四字熟語の擬人化小説」という時点で優勝している本作。
ですが、設定の秀逸さだけでは終わらない面白さのある物語です。
探偵「快刀乱麻」は、相棒「四面楚歌」や仲間たちと共に「三文字学園」へと潜入し、学園の七不思議にまつわる事件を調査し始めます。
七不思議という題材だけでもワクワクするのに、学園の闇、ひいては「辞書の世界の闇」が見えてきて——?
行方不明の生徒を探すための七不思議の調査から始まり、中盤以降どんどん大掛かりな陰謀が絡んできます。
読み進めるほど、奥行きある壮大なストーリーへと変貌を遂げていくのが圧巻でした。
これだけのキャラクターと事件が同時進行で動きながら、クライマックスは一つの大きな波となる、その流れが本当にすごい。
登場人物——否、登場“語句”たちは、みんな個性豊かで魅力的。
語句の持つ意味がそのままキャラ造形に落とし込まれており、作者さまの解釈が素晴らしいです。
そこから紡ぎ出される語句同士の関係性がまた絶妙。読めば必ず推しキャラができること間違いなし!
ついでに四字熟語の勉強もできちゃうかも⁈
ここでしか読めない、唯一無二のお話です。オリジナリティ溢れる物語をお求めの方におすすめです!