OSAKAエメラルドという海上都市にあるメイドカフェ――OZ。これはそこで働いているロボットたちの物語。
そのカフェの従業員のジャージメイドロボ――ドロシーはコンビニで塩コショウを買ってくるように頼まれます。
そしてそのお使いの最中、彼女はトレカショップの出入り口で、チンピラ星人に絡まれているブリキロボを見かけて、助けることにした……というのが前半の流れです。
なんていうか、世界観、設定、展開、キャラ、ギャグ、全てが独特です。
絵文字とかがたくさん出てきて視覚的にも楽しい作品です。
ドロシーはブリキロボを助けた結果、チンピラ星人に恨まれることになるのですが、その対処の仕方にびっくりしました。いや、まあ、たしかに現実的な対応ではあるんですけど(笑)
そして後半に語られるキャラや世界観の説明にも驚かされました。
そんな凝った設定だったのか……。
この世界観でまた別の作品を読んでみたいな、と思わされる小説でした。
ひたすらシュールな作品と出会い申した。
何がシュールって……
力感が全くわからないといいますか 笑。
いいー感じにゆるいんですよね。主人公はマイケルジャクソンリスペクトなのに扱うダンスはブレイクダンスだったり、
山場か!? と思う決闘シーンは、『決闘罪は犯罪だから』と言う理由で警察が解決したり……。
あ、これはノールールなんだ。と思って読んでいたら、ラストにですよ!? ラストに!!
超細かい『●●●』が付いてるんです! ここでびっくりしました。ここで力入れんの!? っつって!!
いずれにしても、これは新感覚と読んで良いものだと思います。
まず、軽い感覚で最後まで読めます。
ご一読を。
海上都市OSAKAエメラルド……メイドカフェOZ……ドロシーという名のジャージメイドロボ……未来が舞台とはいえ、この世界観はぶっ飛んでいます!
ドロシーはロボですが、決して錆びつくことはなく、原作に負けず劣らず元気です。
(ジュディ・ガーランドの演じた映画しか知りません……すみません)
そんな彼女がお使いの次いでに大活躍!
サクッと読むことができるので、多くは語りませんが、とにかく設定が凄いです。
詳細な登場人物紹介、そしてこの世界が一体何なのか、よく理解することができました。
面白い短編をお探しの方は是非!!!