【ソロ】深層素材で飯を食う その二【深層】

青木十

深層の素材は美味いぞ

 小川の脇で、ザルに入れた深林苺を洗う。

 もちろん小川の水を使うわけではなく、水魔法で洗っている。鑑定スキルで小川を確認して問題はなかったのだが、ここはダンジョンの深層、何があるか分からない。洗った水はそのまま小川に流す。

 ザルを見れば、一つがこぶし大もある苺が、水滴をまといつつ鮮やかな色を輝かせていた。



 ――突如現れたダンジョンが、世界の生活に馴染んだ昨今。ダンジョンから採れた素材が重宝され、新たな職業として探索者というものができる。今では、ダンジョン探索を配信する時代だ。


 俺はダンジョンに潜り、上層、中層、下層と記録を更新し、とうとう深層の森林エリアへ到達した。ここからは情報も少ない。慎重に進んでいくしかない。

 この小川の近くにある大きな木の下にテントを立てた。暫くはここを仮住まいとする、と意気込んでいたが、あっという間にひと月が経った。



 小川の傍に設置したテーブルに戻ると、焚き火台に火を灯した。その上にプレートを置いて、インベントリから直接牛脂を転がり落とす。先程切り分けた際に入れておいたものだ。


 俺はスマホをはめ込んだドローンへ声を掛ける。


「そろそろ飯時」


 音声を拾ったスマホは、そこから起こした文字列を探索者向け掲示板の所定のスレッドへと書き込んでいく。


 じゅうと音がすれば、牛脂が滑り始めた。そこへ双子大蒜のスライスを揚げるように焼いていく。大蒜の香りが食欲を刺激し始める。

 牛脂もほぼ溶けプレート全体へ油が渡れば、そろそろ焼き始めだろう。

 インベントリから両手に取り出した少し――いや、だいぶ大きな厚切り肉をそっとプレートへ下ろす。ジュジュジュッと高く激しい音を立てて、油の粒が踊った。ゴリゴリとスパイスミルで砕きながら、岩塩と胡椒をかけていく。今回は少し濃い目の味付けで行く予定だ。

 その様子をドローンが無言で動画に収めている。規定の時間、収録を終えるとふわふわと焚き火から離れた。


「今日は、深界牛のステーキ。深層岩塩と岩胡椒、あとは双子大蒜かな」


 ドローンに話しかけながら、テーブルへ色々と並べていく。さっき洗った苺もだ。


「今日はデザートもある」


 掲示板のスレッド向けに言葉を紡いだ後、俺はドローンに指示を出して、探索者向けSNS『Tugeyorker』に動画と画像を上げた。


 数秒の内にピロンピロンと立て続けに音が鳴った。SNSに反応があったらしい。その音を聞きながら、肉が焼けるのを眺めた。


 今の俺にとって数少ない地上とのつながりだ。


 ドローンがスマホの画面を眼の前に投影し始める。俺が見えるようにしてくれているみたいだ。


128 名前:名無しさん

 ツゲ見てきた。肉すごい。

 でけえ苺の横のあの白いの何?


 ツゲの通知の合間にスレの様子が差し込まれる。それを横目に見ながら、俺は独り言さながらに呟いた。


「誘惑妖精」


 その言葉に、ぱららと書き込みが流れる。


132 名前:名無しさん

 誘惑妖精?

 食えんのそれ?????


133 名前:名無しさん

 小さいとは言え人型だろ。残酷すぎるぞ


「違う違う。鱗粉? 翅の粉」


 俺は笑いながら答えた。

 苺の横の小皿には白くてふんわりした粉が山盛りになっている。それは誘惑妖精と呼ばれる妖精たちの鱗粉だ。


140 名前:名無しさん

 よかった……まあ確かに肉感はないもんな

 主がとうとうカニばり始めたのかと思ったわ


 物騒な話だ。俺は苺のヘタをとりながら、苦笑いをする。人のことを何だと思っているのか。


141 名前:名無しさん

 鱗粉ってそれこそ食えんの?

 食っていいの?


 その意見は分かる。俺も最初どうしようかと迷ったものではある。


「森に入ってから、悪戯がひどくて。捕まえたら、粉を分けるから許してって言われた」


 俺たち探索者……というより、人間にこの交渉は効果があるという様子だった。恐らくよく悪戯をし、よく捕獲されているのだろう。確かにあの程度なら許してやってもいい、と思うくらいには手慣れている雰囲気だった。

 そう説明すると、今度は違う心配が散見する。


143 名前:名無しさん

 やばい粉だったらどうするんだよー


144 名前:名無しさん

 幻覚見えたりしないの?


148 名前:名無しさん

 魅了とかされる?


「それは違う妖精かな。粉は鑑定済みだから大丈夫だよ」


 誘惑妖精の本質は、ただの悪戯好きな妖精だ。幻覚を見せたり魅了したりするのは、他の種類になる。『誘惑』の名が付いたのは、能力とは関係ないところにある。


151 名前:名無しさん

 でもさ

 鱗粉なら多すぎない?


 最もな質問が入った。確かにそうだ。

 誘惑妖精とは、二十センチ弱の翅の生えた妖精でそこから取れる量などたかが知れている。特に今回はあくまでも分けてもらったもの。全体の一部だ。むしり取ったわけではない。


「これは、倍々インベントリで増やした」


 倍々インベントリとは、冒険者向けのアイテムを作成しているメーカーの一つが作った『不思議ポケット』というもののことだ。いろんな形状があり、俺が持っているのは片手で持てる小さなキャニスターのような形で、入れておくと童謡のビスケットの歌のように勝手に増えていく。大きいものは無理だが、小さいものは結構増やせる便利アイテムだ。

 ……なんだけど、何故か有名配信系探索者が「倍々インベントリ」と呼び始めて、それが定着してしまった。何でも「買う=buy」と「さようなら=bye」で「これがあれば増えるから買わなくてもよくなる」という意味も込めたらしい。お陰でメーカーも、その探索者に確認を取った上で『不思議ポケット(倍々インベントリ)』と公式サイトに載せている。


 俺がこれを買った理由は単純で、調味料が増やせるからだ。

 ポーチ内の亜空間に塩や胡椒を入れれば、少し置けば量が増えている。期間を設ければその分増えるので、とても重宝している。これ自体も他のインベントリ内部にしまえるので、邪魔にもならない。俺は奮発して複数個持ちし、それぞれに調味料を入れている。

 元々はポーチや袋タイプだったものが、俺のように調味料を入れたいという要望があり、瓶タイプやキャニスタータイプができたのだとか。探索者の声が反映された結果だ。


156 名前:名無しさん

 倍々かー俺らも使えたら便利なのになー


 このインベントリを使えるのは、ダンジョンの中だけを前提として作られていて、非探索者層には意味をなさない。できなくしているわけではなく、企業努力の結果、ダンジョン内なら可能となったのだ。

 しかもある程度の深度が必要で、周りの魔力やら魔素やらを吸収して作用するらしく、それなら普通に素材を摂った方が割がいい。調味料会社の売れ行きにも影響は殆どない。それらの会社もダンジョン素材を扱っているから、探索者相手に少々損をしても、入ってくるダンジョン関連の利益の方が大きいという塩梅だ。


 そんなことをスレの住人たちと話していたら、肉が焼けてきた。裏返して弱火でじっくり焼いていたから、だいぶ時間を使ってしまった。

 一帯にはいい匂いが漂っている。俺も流石に腹を鳴らしていた。

 ナイフを取り出して肉を切ってみる。弾力のある肉質を、探索者向け硬質ナイフで切り分ければ、思わず喉を鳴らしてしまうような柔らかな色合いの赤身が姿を現す。


 切り分けた部分を少し大きめの一口大に切って、ナイフで転がし赤身の部分をプレートに当てれば、また食欲を刺激する音が聞こえてくる。赤身に火を通しつつ、よい火加減を見計らって持ち上げれば、深界牛ステーキの完成だ。


 その様子を画像に撮ったドローンが、不定期にSNSへとアップロードしていく。またピロンピロンと音が鳴っていた。


 その音を聞きながら、手を合わせた。


「いただきます」


 箸でプレートから直接口に運ぶ。がぶりと食らいつけば、柔らかな肉の食感とともに肉汁が溢れてくる。肉の旨味と香り、脂の甘さが口の中に広がっていく。噛みしめれば蕩けるような柔らかさで、あっという間に一切りを平らげた。

 深界牛は熟成肉と同じような香りと旨み、そしてコクがあるという。俺はそういうのが分かるほど美食家ではないが、ただの肉ではないと分かる。癖がなく柔らかで、それでいて味わい深い。そう表現するのが正しいと思えた。


「柔らかい……美味い」


 そうドローンに話しかければ、スマホが文字を起こし、ドローンがスレに書き込んでくれる。


170 名前:名無しさん

 語彙力のなさよwww


171 名前:名無しさん

 つげ見てきた

 肉ぶ厚い

 うまそ


172 名前:名無しさん

 語彙力もなくなるわなw


 そうやって盛り上げてくれる視聴者改めスレ住人たちの書き込みを流し見しながら、ぶ厚い肉を噛み締めていく。

 カリカリに揚がった大蒜と一緒に頬張れば、食欲が増しそうな大蒜の風味が肉の旨味を引き立てる。味付けは岩塩と胡椒とシンプルだが、地上物よりも味や風味が濃いので、肉に負けず、そして肉を食べやすくしてくれている。いやぁ本当に美味い。塩分も最高だ。

 この良さを配信できないのが残念でならない。


 ダンジョン下層までは、ダンジョン素材を調理して食べるだけの配信をしていたのだが、ダンジョンの更に奥――深層へと足を踏み入れたらドローンからの映像送信が難しくなってしまった。最新機種なら、深層の濃い魔素すら突破して機能する中継地を利用できるだろう。けれどそんなドローンは、とにかく価格が尋常ではない。それくらいにコストがかかる代物なのだ。

 なので、俺の配信は下層まで。スマホは何とか最新機種にてきたので、深層からは探索者向け掲示板とSNSで生存報告も兼ねて発信している。何か深層で一発当てて、レストエリアを見つけ出し、素材をオークションに出品して……そうやって資金が手に入れられたら、新しいドローンを探索者協会に発注する。無謀な計画を立てるくらいしか、俺に方法はないかなぁ。


 それなりにでかい肉をぺろりと食べ終わって、俺はふうと一息つく。SNSでは肉の動画や映像がどんどん拡散されていく。


 深界牛は深層で採れるダンジョン素材の一つだ。深層という時点で、たどり着ける探索者は少数、深界牛に勝てる探索者がひと握りという状況のため、なかなか肉の良さが知られていない。知っているのは高級層の中でも上澄みの上澄み。

 今回の配信でもっと知られて需要が増えれば、供給次第で価格も下がる。そうやって手に入れやすくなるのなら、視聴者も深層の探索者も皆が得をすると俺は思っている。


「肉はまだまだあるから、次はハンバーグかな」


 その呟きが拾われてスレに書き込まれれば、皆がいいなと喜んでくれる。

 この一ヶ月、このスレとSNSでしか人からの反応を受け取れない状況だったので、こうやって媒体を介してでも話ができるのはありがたい。あとはただ動画を視聴したり、タイムラインを眺めたり。配信ができる環境はありがたいんだなと、ソロ探索者として痛感していた。


「それじゃあ、デザートを作るよ」


 深さのある皿を取り出して、深林苺を程よい厚さにスライスしていく。ある程度の量を確保したら、誘惑妖精の鱗粉をさらさらとかけた。そこへ深界牛の牛乳をたっぷりと注ぐ。

 その様子は、ドローンがショート動画にまとめて、スマホ経由でツゲにアップロードしていく。またピロンと電子音が聞こえてくる。

 その間に俺はスプーンを取り出して、またいただきますをした。


 苺をスプーンで崩しながら、鱗粉と牛乳をすくって口へ運ぶ。コクのある牛乳に酸味と甘さが絶妙な大きな苺、そしてさっぱりとして溶けるような口当たりの


「うま……」


 ぼそっと呟きがスマホに拾われてていく。


188 名前:名無しさん

 苺いいなぁ


189 名前:名無しさん

 俺も苺買ってこよ

 練乳かけるわ


 スレを見れば、皆が苺の話で盛り上がっている。


191 名前:名無しさん

 その苺、子供の夢みたいな苺だよな


「分かる。でかい苺を食べてみたいってのが叶う」


 俺は笑いながら答えた。


191 名前:名無しさん

 なあ、鱗粉どうなん?


195 名前:名無しさん

 そろそろ幻覚見えたり


「いや、実はこれ、特殊な砂糖らしい」


 この鱗粉は簡単に表すなら、ただの砂糖だ。しかも、絶対に自分の好きな甘さになる砂糖。ある程度の量をかけると、絶対に自分好みに仕上がるというおかしな砂糖だ。


「誘惑妖精の『誘惑』は、鱗粉をかけたら絶対に好きな味になって、誰が食べても美味くなる。それで、食べる誘惑に抗えなくなるからだってどこかで聞いた」


207 名前:名無しさん

 ほえーそんな理由なんだ

 主は抗えそうなの?


「そりゃまあ、俺、肉のほうが好きだし」


 質問に肩をすくめながら答えれば、次々と草が生えていく。


211 名前:名無しさん

 しってたわwwwww


212 名前:名無しさん

 さすが主よwwwwwwww


213 名前:名無しさん

 ぶれねえなw

 昔から肉ばっかりだもんなw


214 名前:名無しさん

 俺らも主の食いっぷり見たくてリスナーやってるもんなwww


 さすが俺の古参リスナーたちである。こんな目的も何もないスレにまで付き合ってくれてるし、いつもいいねも真っ先にしてくれる。

 俺がずっとダンジョンに籠もっていても、まだ人間だと感じることができるのは、彼らのお陰だ。


 そんなことを考えながら、苺を崩して食べていく。

 誘惑妖精の鱗粉のお陰で、深林苺にあった甘さに感じて、苺の果汁と鱗粉の溶けた牛乳も美味い。練乳もどきを作ろうかとも思ったけれど、このシンプルな食べ方で正解だったな。

 器を持ち上げ、最後の一滴まで飲み干して完食だ。


「ごちそうさま」


 両の手を合わせる。肉を食べて、デザートまで。満足感が半端ない。食べ物に困らないって、大事なんだなと思うな。


「じゃあ、今日はこの辺で」


 そうやってスレの閲覧を終わらそうとしていたところへ、


227 名前:名無しさん

 主は、おじさんに会えそうなの?


 古参の一人から質問が書き込まれる。

 そう言えば深層に来てから、その話をしていなかったな。


「まだだいぶ先だなぁ。今は、荒野を抜けた先の森林エリアなんだけど、あの人は、たぶん密林エリアにいると思うんだよね」


230 名前:名無しさん

 あーそうかも

 この前の配信も密林だったわ


 どうやら彼の配信も見ている人がいたようだ。

 俺もスマホで配信は確認しているが、基本的にアーカイブになりがちだ。深層は強い魔物がたくさんいるから、うまく時間が合わせられていない。


233 名前:名無しさん

 まああっちも生きてるんだし、いつか会えるだろ


235 名前:名無しさん

 おっさん、そう簡単には死なねえだろw

 トリプルS探索者はやべえからな


240 名前:名無しさん

 たまに戦闘配信もしてるもんね

 動きおかしいのを確認しています


 それは俺も見ている。

 あの人が以前言及していたんだけれど、あれは「SSS級は本当に強いのか」とか言い始める連中向けに配信するよう、探索者協会に言われているらしい。場合によっては「SSS級探索者っていたっけ?」みたいな奴らも出てくるらしい。彼らのお陰で平和になって生活が保たれているのに、面倒な話だよな。

 俺がそんなことをぼやくと、皆も同意してくれる。


248 名前:名無しさん

 なんだそいつら!

 誰のお陰でダンジョン資源がたくさん採れてると思ってんだ


249 名前:名無しさん

 氾濫が起きないのも、探索者たちが潜ってくれてるからなのに


250 名前:名無しさん

 深層の魔物が出てきたら終わりなんだぞ

 あいつらの素材が出回るのだって

 深層探索者のお陰なのに


 探索者たちは探索者協会によりランク付けされていて、上はSSS級まである。日本にも何人かいて、彼らは皆有名人だ。

 しかし彼らの実態は、あまりにも強くなりすぎて地上での生活がしづらくなり、自分たちの力に見合った場所――ダンジョンの深層に籠もるという選択をした。今ではそれは当たり前のこととなり、地上に出るには探索者協会と政府の許可が必要になるほどだ。たまに上がってくると、大々的に発表され、イベントが企画され、メディアが騒々しくなる。


263 名前:名無しさん

 おじさんが上ってきたのって

 いつが最後?


 その書き込みを見て考える。


「確か、深層砂漠の主の炎竜を倒した時は、竜の遺骸を自前の特注インベントリに入れて、それだけ送ったって聞いた気がする」


269 名前:名無しさん

 あったわ!!!!!

 俺も覚えてるわ

 あんなでかいの、高レベルのインベントリじゃなきゃ入んねえのに

 そんなの入るカバン持ってんのかって驚いた


 そう、深層探索者が地上に戻る時の殆どは、地上に荷物を送る転送装置を使えない時だ。特に多いのが、転送装置用のインベントリボックスに素材が入らない場合。この場合は、素材を摂った本人が自前のインベントリ――スキルだったり、バッグだったり――に入れて運ぶことになっている。高ランクの探索者の自前インベントリは、基本的にでかいのだ。


274 名前:名無しさん

 まあ、おっさん住んでるしな


276 名前:名無しさん

 つ住所=ダンジョン深層


「ははは、確かに」


 俺は思わず声を出して笑った。高位探索者は本当にそんなもんだ。


「まあ、生存報告はされてるし、俺も密林を目指すよ。勘でだけど」


 笑いながら言う。それしかないから。


280 名前:名無しさん

 まあしゃーないんよ

 地図ねえもんな


「そうそう」


281 名前:名無しさん

 応援しとるで

 おじさんの配信チェックしてるから

 絶対に配信に映り込めよwww


 皆も俺のことをよく分かってくれている。


「ああ、絶対映り込んでやる」


 俺は投影されたスレに向かって、しかと頷いた。


286 名前:名無しさん

 やばいファンだわwwwww

 お前が映ったら、絶対プレゼントチャットして銭投げするwwwwwwwww


289 名前:名無しさん

 俺も最大の5万いくわwwwww


 プレゼントチャットは、配信者に課金したり、オークションで落札したものを探索者協会から贈ってもらったりできる機能だ。

 つまり、俺があの人の元へたどり着けば、あの人の資金が増えるわけだ。


「ありがと、頑張るよ」


 俺はスレの住人たちに礼を言って、スレを閉じた。



 今からテーブルや焚き火台を片付けて……何か美味そうなのを狩りに行こうか。

 ある程度、食材を貯めていかないと、深林からの移動もしづらい。次のエリアに食材となる素材が採れるか分からないからだ。


 俺はこれからの深層探索に思いを馳せた。

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