まるで心にふわりと舞い降りる春風のような物語でした。未知の香りに誘われて飛び立つフェリーヌの姿に、誰しもが抱く「はじめて」のときめきを重ねずにはいられません。スパイシーなカレーの香りを、彼女の小さな鼻が追いかける様子が愛らしくて、読んでいるこちらまでお腹が空きそうでした。異世界と人間の世界がやさしく交差する瞬間、ひと匙のカレーが心の距離を溶かしていく――そんな温かな奇跡に、そっと胸が熱くなります。童話のような純粋さと、優しい世界観に包まれるひとときでした。
フェリーヌちゃんが美味しそうな香りにつられていった先にあった食べ物は!?これは飯テロというやつですね!夜中なのにお腹が空いてしまいました(*´∇`*)