いやあ……怖かったですなあ。
主人公は、おばあちゃんっ子で、
おばあちゃんの言いつけは守ることにしました。
しかし……こともあろうにおばあちゃんからの言いつけはこうでした。
「九は苦労の『く』だ。九に近づくな」
それ以来、主人公は自分が九のつく年齢になるたびに不幸が起こり、
自分は九に呪われたと思い込む人生が始まりました……。
しかしこれは、あながちフィクションとは言い切れないのですよね。
人は何かに取り憑かれる瞬間が「必ず」あります。
例えば……
対して腹も出てないのに「太った」と感じた人は、健康を害してまで無理な食制限をかけたりします。
話は変わるようで同じなのですが、
妙な薬物にハマる、
ギャンブルがやめられなくなる、
特定の異性に固執してしまう、
酒、タバコ、
宗教……
細かい部分は違えども、
全部同じ「取り憑かれ方」をしてしまった人たちだと、自分は思ってます。
まあ、感じるところは人それぞれだと思いますし、
こういう人が身近にいる方は尚更、共感を得て怖くなると思います。
ご一読を!!